みずほフィナンシャルグループ
関連ニュース
#15
銀行界のシステム障害事件簿、邦銀が「100億円の巨額損失」を食らった例も
ダイヤモンド編集部
海外における銀行のシステム障害の事例を振り返ると、システム障害が経営危機や巨額損失に発展したケースがいくつもある。具体的に見てみよう。

#14
みずほのシステム障害で巨大銀行「3大地獄」浮き彫りに、旧3行間で責任転嫁の泥仕合
ダイヤモンド編集部
みずほが起こした最初の大規模システム障害で見えた巨大銀行が直面する「3大地獄」を浮き彫りにする。(1)「公共性」の呪縛、(2)システム障害「ドミノ倒し」リスク、(3)子会社銀行が責任押しつけ合う持ち株会社の無力、以上三つについて詳報する。

#13
みずほは“合併の2本柱”を両方しくじった、最初のシステム障害を招いた「3頭体制」の末路
ダイヤモンド編集部
みずほが統合直後に起こした最初の大規模システム障害の直後まで時計の針を巻き戻す。その元凶がどこにあったのかを探ると、約20年後に起こした3度目の大規模システム障害と驚くほど重なる。みずほが合併当初から抱えていたガバナンス不在の実態に迫った。

#12
「実害はない?ふざけるな!」みずほ最初のシステム障害で中小企業経営者が憤怒の抗議
ダイヤモンド編集部
みずほが起こした最初の大規模システム障害の被害者となった中小企業経営者のインタビュー記事をお届けする。銀行の決済機能がマヒしたら企業の生死に関わる――。みずほのシステム障害の罪深さと本当の怖さの生々しさが伝わってくる。

日本企業の生死を分ける2022年「8大潮流」、脱炭素揺り戻し・半導体欠乏・デジタル敗戦…
ダイヤモンド編集部
主要国では、ウィズコロナ時代の「エネルギー・技術」覇権争いが活発化しています。コロナ変異株の状況、脱炭素バブル、世界の保護主義化、デジタルの社会実装――。世の中を左右する“変数”が多く不透明な時代にこそ、ビジネスパーソンには「着眼大局、着手小局」の実践が求められることになりそうです。ビジネスの「大きな潮流」を把握しておけば、仕事やキャリアに生かせる具体的な戦術が立てやすくなるはず。日本企業を動かす「8つの潮流」についてダイヤモンド編集部の業界担当記者が徹底解説します。

#11
みずほ最初のシステム障害後に損害賠償請求の嵐、金利引き下げ・手数料減免要求も
ダイヤモンド編集部
押し寄せる損害賠償請求――。みずほのシステム障害で被害を受けた顧客から損害賠償を求める声が続々上がった。みずほは、ひそかに補償請求、貸出し金利引下げ要求などのクレーム実態調査を開始。内部文書による一斉指示に、焦りがにじみ出ていた。

#10
同じ“みずほ”になったのに年下の部下より給料が低い!合併直後に旧3行「収入格差」が発覚
ダイヤモンド編集部
旧3行が合併して「みずほ」が誕生した直後に発覚した、旧3行間の収入格差にスポットライトを当てる。みずほが20年以上にわたって引きずり続ける「旧行意識」だが、現場行員がそれを感じざるを得なかった一幕をお届けする。

#9
みずほ最初のシステム障害後の混迷…お詫び行脚に人海戦術、決済処理で「顧客差別」疑惑も
ダイヤモンド編集部
最初の大規模システム障害を起こした直後、みずほは混迷の極みにあった。続けざまのシステム障害を避けるため、顧客へのお詫び行脚と同時に、人海戦術によるシステム障害の回避策を講じていた。しかし、その回避策の中で決済処理における「顧客差別」疑惑が浮上。取引先企業から怨嗟の声が上がった。

#8
「銀行都合の再編でそんな勝手が許されるのか」みずほ“2バンク体制”移行前夜の混乱劇
ダイヤモンド編集部
みずほが、不祥事を何度繰り返しても生まれ変われず、金融庁に「言うべきことを言わない、言われたことだけしかしない」と企業文化を酷評されるに至ったのはなぜか。今回は、日本興業銀行、第一勧業銀行、富士銀行の旧3行が、みずほ銀行とみずほコーポレート銀行の2行に統合・再編される直前に焦点を当てる。旧3行の縄張りを生み出し、東日本大震災の直後に引き起こした大規模なシステム障害の原因の一つになったとされる2バンク体制。移行を前に取引先説明の現場では混乱も生じていた。「銀行の都合で再編するのに、そんな勝手なことが許されるのか」と声を荒げる顧客企業の経理部長の姿も見られた。

#7
みずほ誕生直後から旧3行が主導権争いに明け暮れた理由、「1年半の空白」で生じた悲劇
ダイヤモンド編集部
みずほが、不祥事を何度繰り返しても生まれ変われず、金融庁に「言うべきことを言わない、言われたことだけしかしない」と企業文化を酷評されるに至ったのはなぜか。今回は、「みずほホールディングス」が誕生するも、傘下に日本興業銀行、第一勧業銀行、富士銀行の旧3行がぶら下がっていた端境期にフォーカスする。「みずほ」の名の下に結集した旧3行だったが、統合作業の中で早くも主導権争いに明け暮れていた。

#6
【みずほ合併交渉秘録】一勧との2行合併を望んだ興銀と富士が、3行案に折れた全経緯
ダイヤモンド編集部
みずほが、不祥事を何度繰り返しても生まれ変われず、金融庁に「言うべきことを言わない、言われたことだけしかしない」と企業文化を酷評されるに至ったのはなぜか。日本興業銀行、第一勧業銀行、富士銀行の旧3行が合併してみずほ銀行が誕生する前夜に時をさかのぼって検証する。当時の世界最大となる金融グループ・みずほ誕生の再編合意前夜、ごく限られた人間たちのあいだで必死の頭脳戦が展開された。興銀と富士はそれぞれ一勧とだけの2行合併を望んだ。一勧はあくまで3行を主張した――いかにして3行統合はなったか。交渉の舞台裏の後編をお届けする。

#5
【みずほ合併交渉秘録】富士銀に踏み絵を迫り、興銀を待ち続けた一勧の深謀遠慮
ダイヤモンド編集部
みずほが、不祥事を何度繰り返しても生まれ変われず、金融庁に「言うべきことを言わない、言われたことだけしかしない」と企業文化を酷評されるに至ったのはなぜか。日本興業銀行、第一勧業銀行、富士銀行の旧3行が合併してみずほ銀行が誕生する前夜に時をさかのぼって検証する。当時の世界最大となる金融グループ・みずほ誕生の再編合意前夜、ごく限られた人間たちのあいだで必死の頭脳戦が展開された。興銀と富士はそれぞれ一勧とだけの2行合併を望んだ。一勧はあくまで3行を主張した――いかにして3行統合はなったか。交渉の舞台裏の前半をお届けする。

#4
「私は絶対に旧行の利益代表にならない」みずほ旧3行頭取の合併前夜インタビュー【再録】
ダイヤモンド編集部
みずほが、不祥事を何度繰り返しても生まれ変われず、金融庁に「言うべきことを言わない、言われたことだけしかしない」と企業文化を酷評されるに至ったのはなぜか。日本興業銀行、第一勧業銀行、富士銀行の旧3行が合併してみずほ銀行が誕生する前夜に時をさかのぼって検証する。「過去のしがらみは絶対的に捨てる」「3行合併ではたすきがけ人事という構図になりようがない」「私は絶対に旧行の利益代表にはならない」――。旧3行の頭取が当時インタビューで語ったこうした言葉は、今のみずほ関係者にどのように映るのだろうか。

#3
みずほ「世界4位・収益力1兆円」の夢が崩壊した理由、3行合併の急所は予見されていた
ダイヤモンド編集部
みずほが、不祥事を何度繰り返しても生まれ変われず、金融庁に「言うべきことを言わない、言われたことだけしかしない」と企業文化を酷評されるに至ったのはなぜか。日本興業銀行、第一勧業銀行、富士銀行の旧3行が合併してみずほ銀行が誕生する前夜に時をさかのぼって検証する。「週刊ダイヤモンド」は旧3行が統合して誕生する新銀行の強みと弱みを分析していた。それを振り返ると、当時予見されていた「システム統合の困難さ」や「旧行同士の権力争い」といった合併の急所に沈み込み、世界で戦えると期待された「強み」が崩壊した虚しさが痛いほど伝わってくる。

#2
みずほ瓦解の必然、3行合併前夜の誓い「たすき掛け人事、過去に執着は一切なし」の虚無
ダイヤモンド編集部
みずほが、不祥事を何度繰り返しても生まれ変われず、金融庁に「言うべきことを言わない、言われたことだけしかしない」と企業文化を酷評されるに至ったのはなぜか。日本興業銀行、第一勧業銀行、富士銀行の旧3行が合併してみずほ銀行が誕生する前夜に時をさかのぼって検証する。「たすきがけ人事などはいっさいやらず」「3行の頭取同士で、過去はいっさい引きずらないと約束している」――。当時の旧3行の頭取が誓った言葉は、みずほの現状を見ると、あまりに虚しく響く。

#1
みずほの「たすき掛け人事・縦割り組織」問題は、前身の第一勧銀から続く呪縛だった
ダイヤモンド編集部
みずほが、不祥事を何度繰り返しても生まれ変われず、金融庁に「言うべきことを言わない、言われたことだけしかしない」と企業文化を酷評されるに至ったのはなぜか。その真相をえぐるため、本稿ではみずほの前身3行の1行、第一勧業銀行が起こした総会屋への利益供与事件を取り上げる。実は、第一銀行と日本勧業銀行の対等合併で誕生した第一勧銀はこの時、後のみずほでも大問題を引き起こした「たすき掛け人事・縦割り組織化」で傷口を広げてしまった。自らの病巣の広がりと事態の急転を把握できず、首脳人事撤回、役員の大量辞任に追い込まれた第一勧銀。“組織ぐるみ”とされる事件の奥底と、後手に回った行内調査の甘さの裏側に一体何があったのか。

予告
みずほが「言われたことしかしない銀行」に至った真相、20年超に及ぶ内部闘争の全内幕
ダイヤモンド編集部
「週刊ダイヤモンド」が過去20年にわたって伝えてきたみずほの関連特集・レポートなどから100ページ超に及ぶ記事を厳選し、特集『みずほ「言われたことしかしない銀行」の真相』に再編集した。みずほが、不祥事を何度繰り返しても生まれ変われず、金融庁に「言うべきことを言わない、言われたことだけしかしない」と企業文化を酷評されるに至ったのはなぜか。その真因をえぐるために、今こそ読むべき、みずほの歴史的転換点を描いた記事をお届けする。

#8
みずほ社外取がトップ解任を最後まで迷った理由、社長が営業店に残した「劇薬」の正体
ダイヤモンド編集部
今年2月以降、システム障害を頻発させているみずほフィナンシャルグループ(FG)。坂井辰史・みずほFG社長は11月26日、来年3月末での辞任を表明したが、実はみずほ上層部は最後の最後まで「坂井氏温存」の選択肢を捨てていなかったとされる。背景にあったのが、営業店改革だ。だがそれは、みずほの今後の命運をも握る“劇薬”といえた。坂井氏が行おうとした改革の真意とは何か。

#7
みずほが銀・信・証の大企業営業を同時解体した理由、企業の「みずほ離れ」阻止へ正念場
ダイヤモンド編集部,田上貴大
システム障害を多発させたみずほフィナンシャルグループに、企業の“みずほ離れ”の足音が近付いている。だが、辞任を決めた坂井辰史社長は、大企業営業部隊を再構築させるため、伝統の「ナンバー部」解体という置き土産を残していた。みずほが今年着手した大企業営業の改革の内幕に迫る。

#6
みずほ「経営トップ総退陣」は2001年にも、繰り返す戦略なき人事すげ替えの末路
ダイヤモンド編集部
相次ぐシステム障害により行政処分を受け、金融庁からガバナンス不全を痛烈に批判されたみずほフィナンシャルグループ。本稿では前身の旧3行が統合を発表し、持ち株会社としてみずほホールディングスを設立した1年後まで時間を巻き戻す。2001年秋、まだ1度目の大規模システム障害も起きていない頃のことだが、巨艦みずほはすでに制御不能に陥っていた。起死回生のため、「経営陣9人の総辞任」という切り札を出したものの、戦略なきみずほの再生には当時から懐疑的な目が向けられていた。経営統合という手段が目的に転じてしまったみずほから学ぶことは、現在においても多い。
