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姫田小夏
長年にわたり国境紛争を抱える中国とインドは6月15日夜、ヒマラヤ高地のギャルワン渓谷で衝突。報道では両国で数十人の死者が出たもようだ。今回の衝突で見えてきたのは中国の「一帯一路」の真の目的と、新型コロナウイルスの影響で疲弊するインドが先鋭化する可能性だ。

今、中国でにわかに注目を集めているのが、路上で布を広げて商品などを販売する露店である。新型コロナウイルス感染症の影響による経済落ち込みの急回復を担う切り札として、また失業者対策や貧困層対策としても、中国全土で熱い視線が注がれている。

5月28日、中国北京で開催されている全国人民代表大会は、中国主導で制定される香港国家安全法の方針を採択した。反独立、反転覆、反干渉、反テロなど、反体制活動を禁じる香港国家安全法の草案は、香港立法会の手続きを経ず、中国による頭越しの施行が見込まれている。

新型コロナウイルスまん延に早々と区切りをつけた中国だが、人々の生活はコロナ以前の状態には戻っていない。感染リスクはまだ存在すると警戒しているのだろう、誰もがおっかなびっくりの模様眺めだ。新型コロナは中国にどんな「ニューノーマル(新常態)」をもたらそうとしているのだろうか。

中国が新型コロナウイルスの封じ込めに一定の成果を出したその理由を、“大胆な封鎖措置”だけで語ることはできない。ワクチンもない、特効薬もないといわれる新型コロナの脅威だが、今、スポットが当たるのは「漢方の効き目」だ。中国では新型コロナウイルスの感染者に漢方治療が導入され、その成果が続々と報告されているというのだ。

当初は対岸の火事だった中国の新型コロナウイルスの防衛戦だったが、ついに私たちもその当事者となる今、「中国式危機管理」への関心が高まっている。ここでは極端な封鎖措置の是非はいったん控え、生活者の視点から「中国式危機管理」と、その根底にあるものを見直したい。日本と中国に在住する複数の中国出身者が取材に応じてくれた。

今や世界中で不足が騒がれるマスクなどの医療物資。欧米の感染者急増で、中国ではマスクや体温計などの製造バブルが起きているが、不良品が出荷されたり、不当に価格を吊り上げて売ろうとする業者が後を絶たないなど、大混乱の様相を呈している。

新型コロナウイルスの発生国として当初、槍玉にあげられていた中国は今、押さえ込みに成功しつつある国として、評価されている。しかし、中国式の対策を導入したイタリアとイランは感染者が増加の一途をたどっている。これはなぜなのか、欧州在住のある中国人女性の見解が話題を呼んでいる。

新型コロナウイルスで中国人観光客が減少しているが、痛手を被っているのは日本だけではない。中国一極依存を深めているアジアの各地も例外ではないようだ。香港、マカオ、台湾のインバウンドは今、どうなっているのか。

新宿や銀座、浅草、アメ横に秋葉原…近年のインバウンドバブルで外国人、とりわけ消費意欲旺盛な中国人観光客に支えられてきた観光地に異変が起きている。新型肺炎拡大によって中国からの団体旅行客が途絶えたのだ。客数がガタッと減ったと嘆く人もいる中、「ようやく落ちついて訪問できるようになった」と話す日本人客もいる。

長期化するとみられていた香港のデモが失速している。勢いを失ったデモではあるが、怒りは収まらない。その根底にあるのは生活苦だ。中国大陸の金持ちたちが香港の不動産を次々と買いあさり、価格を高騰させる一方、6畳間ほどの狭いスペースで家族3人での暮らしを強いられる生活者がいるというのが、今の香港の実情だ。(ジャーナリスト 姫田小夏)

中国で新型コロナウイルスによる新型肺炎が発生し、感染者は周辺諸国に拡大。2003年に8000人を超える感染者を出したSARS(重症急性呼吸器症候群)が脳裏をよぎる。SARSの時に最も問題になったのは、中国政府の隠ぺい体質だったが、果たして今回はどうだろうか。

中国が新たな外交戦略として「シャープパワー」を行使している。シャープパワーとは、国家が外国に対する世論操作や工作活動などの手段で、自国に有利な状態を作り出していく外交戦略を指す。2017年末に、米国シンクタンクの全米民主主義基金が提示した新しい用語だ。

IR参入をもくろむ中国企業から、現金300万円と家族旅行費70万円相当の賄賂を受け取った疑いで自民党の秋元司衆院議員が逮捕された。中国から不正に日本に持ち込まれた「数百万円」が充てられたようだ。この「中国から現金をハンドキャリーで持ち込む」という手法は、これまでもゲリラ的に行われてきたが、中国当局は厳しい目を光らせている。

中国最大の都市・上海であっても、マナーは悪く、ニセモノ商品がそこら中で売られている――そんな印象はもう昔の話だ。今の上海は公共マナーが中間層にも浸透し、ニセモノ商品には他ならぬ中国人自身が厳しい目を向けるようになった。

21世紀に入って、ビジネスや旅行など多方面で日中交流が活発になり、中国人は日本人に様々な印象を抱くようになった。良いものもあれば、当然、悪いものもある。今の中国人が持つ「日本人イメージ」を取材した。

中国でネット通販最大のセールが行われる「独身の日」。ECサイトでは、様々な商品に混じって、なんと競売物件も人気を集めていた。GDP成長率の鈍化、そして米中貿易戦争の影響によって、中国では今、資金繰りに窮した企業や個人が保有する不動産が、続々と競売にかけられているのだ。

中国きってのレディースアパレルが赤字に苦しむ中、メンズブランドには明るい兆しがある。ようやく中国人男性もファッションに目覚めてきたのだ。売り場には黒や紺中心の「伝統的な紳士服」ではなく、ノーネクタイで楽しめる、軽くて明るめの色合いの商品が並んでいる。

台風15号に続き、大きな被害を出した台風19号。特に台風15号では、行政トップによる現状把握が遅く、初動対応が鈍いとの批判が噴出した。一方、近隣諸国に目を転じれば、大地震発生からわずか6時間後に現地に首相が到着する中国など、素早い対応を見せる国が少なくない。

建国70年を迎えた中国だが、香港を大陸に取り込む構想が揺らいでいる。香港では4か月にもわたり反政府デモが続くが、学生たち目指す回帰はどこにあるのか。香港は、150年余の英国植民地時代を経て「アジアでも最も個人主義を謳歌する」と言われた市民社会を形成したが、その本質はあまり知られていない。自らも香港に滞在し、バイタリティ溢れる香港社会の黄金期を体験した加々美光行・愛知大学名誉教授に聞いた。
