姫田小夏

ジャーナリスト

ジャーナリスト。アジア・ビズ・フォーラム主宰。上海財経大学公共経済管理学院・公共経営修士(MPA)。およそ15年滞在した上海で情報誌創刊、“市井の息遣い”から時代の変遷をウォッチ。「中国取材はデッサンと同じ。あらゆる角度から取材して光と影で実像をつかむ」を持論に30年近く中国に向き合う。近年は中国からの人や資本の流入をフォロー。ダイヤモンド・オンライン「ChinaReport」は10年を超える長寿コラム。

著書に『中国で勝てる中小企業の人材戦略』(テン・ブックス)、『インバウンドの罠』(時事出版)『バングラデシュ成長企業』(共著、カナリアコミュニケーションズ)、『ポストコロナと中国の世界観』(集広舎)ほか。内外情勢調査会、関西経営管理協会登録講師。宅地建物取引士。3匹の猫の里親。

中国のコロナ対策はプライバシー侵害などどこ吹く風、個人情報を捧げる人々
姫田小夏
中国の新型コロナウイルス対策の中で日本を含め欧米諸国と異なるのが、感染者情報を最大限公開し、社会に周知させる点だ。背景にあるのは個人情報保護の重要性に対する認識の違いだ。具体的にはどのような情報共有をしているのだろうか。最前線を追った。
中国のコロナ対策はプライバシー侵害などどこ吹く風、個人情報を捧げる人々
露店が中国を救う!?山積する在庫と失業者をのみ込む新流通チャネル
姫田小夏
6月12日公開の本連載で取り上げた「露店経済」が、中国でますます勢いを増している。かつては景観の悪さから、国を挙げて排除してきた存在だったが、今や失業者や工場で積み上がった在庫を吸収し、中国経済を復活に導く作用をもたらしている。
露店が中国を救う!?山積する在庫と失業者をのみ込む新流通チャネル
「脱中国」サプライチェーンが世界中で本格化、日本の製造業も対応急務
姫田小夏
新型コロナウイルスのまん延をきっかけに、世界各国の製造業は中国に依存したサプライチェーン(製品供給網)の再構築を迫られている。米国は通商政策の結果、昨年、中国からの輸入を減少させた。日本もコスト削減以上に、防疫、国防、ブロック経済化を視野に入れた供給網の見直しを迫られている。
「脱中国」サプライチェーンが世界中で本格化、日本の製造業も対応急務
中印国境紛争で垣間見えた、中国「一帯一路」の真の目的とインドの本気
姫田小夏
長年にわたり国境紛争を抱える中国とインドは6月15日夜、ヒマラヤ高地のギャルワン渓谷で衝突。報道では両国で数十人の死者が出たもようだ。今回の衝突で見えてきたのは中国の「一帯一路」の真の目的と、新型コロナウイルスの影響で疲弊するインドが先鋭化する可能性だ。
中印国境紛争で垣間見えた、中国「一帯一路」の真の目的とインドの本気
富裕層もベンツで参戦!?中国で「露店経済」が再注目される理由
姫田小夏
今、中国でにわかに注目を集めているのが、路上で布を広げて商品などを販売する露店である。新型コロナウイルス感染症の影響による経済落ち込みの急回復を担う切り札として、また失業者対策や貧困層対策としても、中国全土で熱い視線が注がれている。
富裕層もベンツで参戦!?中国で「露店経済」が再注目される理由
香港国家安全法で対立深める中国と世界、香港市民を救うのは誰か
姫田小夏
5月28日、中国北京で開催されている全国人民代表大会は、中国主導で制定される香港国家安全法の方針を採択した。反独立、反転覆、反干渉、反テロなど、反体制活動を禁じる香港国家安全法の草案は、香港立法会の手続きを経ず、中国による頭越しの施行が見込まれている。
香港国家安全法で対立深める中国と世界、香港市民を救うのは誰か
コロナ明けの上海、依然警戒緩めない市民の「ニューノーマル」事情
姫田小夏
新型コロナウイルスまん延に早々と区切りをつけた中国だが、人々の生活はコロナ以前の状態には戻っていない。感染リスクはまだ存在すると警戒しているのだろう、誰もがおっかなびっくりの模様眺めだ。新型コロナは中国にどんな「ニューノーマル(新常態)」をもたらそうとしているのだろうか。
コロナ明けの上海、依然警戒緩めない市民の「ニューノーマル」事情
「漢方は新型コロナに効く」は本当か、背後に絡む習近平の“中国夢”
姫田小夏
中国が新型コロナウイルスの封じ込めに一定の成果を出したその理由を、“大胆な封鎖措置”だけで語ることはできない。ワクチンもない、特効薬もないといわれる新型コロナの脅威だが、今、スポットが当たるのは「漢方の効き目」だ。中国では新型コロナウイルスの感染者に漢方治療が導入され、その成果が続々と報告されているというのだ。
「漢方は新型コロナに効く」は本当か、背後に絡む習近平の“中国夢”
中国人が心配する日本の混雑風景、「もっと命を大切に」の声
姫田小夏
当初は対岸の火事だった中国の新型コロナウイルスの防衛戦だったが、ついに私たちもその当事者となる今、「中国式危機管理」への関心が高まっている。ここでは極端な封鎖措置の是非はいったん控え、生活者の視点から「中国式危機管理」と、その根底にあるものを見直したい。日本と中国に在住する複数の中国出身者が取材に応じてくれた。
中国人が心配する日本の混雑風景、「もっと命を大切に」の声
中国のマスク輸出バブル、不良品出荷や価格吊り上げも横行
姫田小夏
今や世界中で不足が騒がれるマスクなどの医療物資。欧米の感染者急増で、中国ではマスクや体温計などの製造バブルが起きているが、不良品が出荷されたり、不当に価格を吊り上げて売ろうとする業者が後を絶たないなど、大混乱の様相を呈している。
中国のマスク輸出バブル、不良品出荷や価格吊り上げも横行
コロナ対策を中国に学んだイタリアとイランでなぜ感染拡大が止まらないのか
姫田小夏
新型コロナウイルスの発生国として当初、槍玉にあげられていた中国は今、押さえ込みに成功しつつある国として、評価されている。しかし、中国式の対策を導入したイタリアとイランは感染者が増加の一途をたどっている。これはなぜなのか、欧州在住のある中国人女性の見解が話題を呼んでいる。
コロナ対策を中国に学んだイタリアとイランでなぜ感染拡大が止まらないのか
新型コロナで露呈した「中国人観光客依存」の危険、香港・マカオと台湾の明暗
姫田小夏
新型コロナウイルスで中国人観光客が減少しているが、痛手を被っているのは日本だけではない。中国一極依存を深めているアジアの各地も例外ではないようだ。香港、マカオ、台湾のインバウンドは今、どうなっているのか。
新型コロナで露呈した「中国人観光客依存」の危険、香港・マカオと台湾の明暗
中国人観光客が消えた東京の今、新宿で聞こえない中国語、銀座資生堂も閑散…
姫田小夏
新宿や銀座、浅草、アメ横に秋葉原…近年のインバウンドバブルで外国人、とりわけ消費意欲旺盛な中国人観光客に支えられてきた観光地に異変が起きている。新型肺炎拡大によって中国からの団体旅行客が途絶えたのだ。客数がガタッと減ったと嘆く人もいる中、「ようやく落ちついて訪問できるようになった」と話す日本人客もいる。
中国人観光客が消えた東京の今、新宿で聞こえない中国語、銀座資生堂も閑散…
香港の絶望的な格差事情、大陸人の不動産爆買いで貧困層は家賃の奴隷
姫田小夏
長期化するとみられていた香港のデモが失速している。勢いを失ったデモではあるが、怒りは収まらない。その根底にあるのは生活苦だ。中国大陸の金持ちたちが香港の不動産を次々と買いあさり、価格を高騰させる一方、6畳間ほどの狭いスペースで家族3人での暮らしを強いられる生活者がいるというのが、今の香港の実情だ。(ジャーナリスト 姫田小夏)
香港の絶望的な格差事情、大陸人の不動産爆買いで貧困層は家賃の奴隷
中国発の新型肺炎、不都合発言もみ消す当局の「隠蔽体質」に世界が恐怖
姫田小夏
中国で新型コロナウイルスによる新型肺炎が発生し、感染者は周辺諸国に拡大。2003年に8000人を超える感染者を出したSARS(重症急性呼吸器症候群)が脳裏をよぎる。SARSの時に最も問題になったのは、中国政府の隠ぺい体質だったが、果たして今回はどうだろうか。
中国発の新型肺炎、不都合発言もみ消す当局の「隠蔽体質」に世界が恐怖
中国政府が外国の世論を操作、「シャープパワー」はここまで身近に迫っている
姫田小夏
中国が新たな外交戦略として「シャープパワー」を行使している。シャープパワーとは、国家が外国に対する世論操作や工作活動などの手段で、自国に有利な状態を作り出していく外交戦略を指す。2017年末に、米国シンクタンクの全米民主主義基金が提示した新しい用語だ。
中国政府が外国の世論を操作、「シャープパワー」はここまで身近に迫っている
中国からの「現金不正持ち出し」摘発が厳格化、日中資金移転の裏事情
姫田小夏
IR参入をもくろむ中国企業から、現金300万円と家族旅行費70万円相当の賄賂を受け取った疑いで自民党の秋元司衆院議員が逮捕された。中国から不正に日本に持ち込まれた「数百万円」が充てられたようだ。この「中国から現金をハンドキャリーで持ち込む」という手法は、これまでもゲリラ的に行われてきたが、中国当局は厳しい目を光らせている。
中国からの「現金不正持ち出し」摘発が厳格化、日中資金移転の裏事情
中国人の「モラル向上」がすごい、偽物売りも駆逐される上海の今
姫田小夏
中国最大の都市・上海であっても、マナーは悪く、ニセモノ商品がそこら中で売られている――そんな印象はもう昔の話だ。今の上海は公共マナーが中間層にも浸透し、ニセモノ商品には他ならぬ中国人自身が厳しい目を向けるようになった。
中国人の「モラル向上」がすごい、偽物売りも駆逐される上海の今
中国人の「日本人観」、匠の精神を尊敬もビジネス面ではイマイチのなぜ
姫田小夏
21世紀に入って、ビジネスや旅行など多方面で日中交流が活発になり、中国人は日本人に様々な印象を抱くようになった。良いものもあれば、当然、悪いものもある。今の中国人が持つ「日本人イメージ」を取材した。
中国人の「日本人観」、匠の精神を尊敬もビジネス面ではイマイチのなぜ
中国「競売物件」ブームの裏側、不良債権増で住宅から工場まで叩き売り
姫田小夏
中国でネット通販最大のセールが行われる「独身の日」。ECサイトでは、様々な商品に混じって、なんと競売物件も人気を集めていた。GDP成長率の鈍化、そして米中貿易戦争の影響によって、中国では今、資金繰りに窮した企業や個人が保有する不動産が、続々と競売にかけられているのだ。
中国「競売物件」ブームの裏側、不良債権増で住宅から工場まで叩き売り
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