島本幸治

島本幸治

BNPパリバ証券東京支店投資調査本部長/チーフストラテジスト
しまもと・こうじ/1990年、東京大学卒業、日本興業銀行入社。調査部門で金利分析や経済予測を担当。2000年からBNPパリバ証券で投資調査本部長兼チーフストラテジストとして金融市場予測を担う。日本経済新聞社の債券アナリスト・エコノミスト人気調査の債券部門では06、08年に1位。金融庁の金融市場戦略チームや金融税制研究会、行政刷新会議の事業仕分けなどに参加。
第89回
安倍政権下で到来するマインド改善の絶好の機会日本株と日本円は「失われた3年」を取り戻せるか?――高田創・みずほ総合研究所チーフエコノミスト
高田 創,森田京平,熊野英生,島本幸治
アベノミクスへの期待から、円安・株高が続いている。当面は、3月の期末までに株式市場と為替市場における「失われた3年」を取り戻す動きが、日本の市場の最大のテーマとなる。今まさに、マインド改善の絶好のチャンスが訪れているのだ。
安倍政権下で到来するマインド改善の絶好の機会日本株と日本円は「失われた3年」を取り戻せるか?――高田創・みずほ総合研究所チーフエコノミスト
第85回
NYで聞いたこと、「日本人は運用がうまい」2013年初に向けた金利上昇にも警戒が必要に――高田創・みずほ総合研究所チーフエコノミスト
高田 創,森田京平,熊野英生,島本幸治
11月下旬、ニューヨーク・ワシントンへ出張した。そこで現地市場参加者のコメントとして最も新鮮に聞こえた言葉が、「日本人は運用がうまい」というものだった。特に債券についてのコメントだが、その背景にはどんな理由があるのか。
NYで聞いたこと、「日本人は運用がうまい」2013年初に向けた金利上昇にも警戒が必要に――高田創・みずほ総合研究所チーフエコノミスト
第84回
ついに日本と韓国の経常収支が逆転 短期のインプリケーション vs 長期のインプリケーション――森田京平・バークレイズ証券チーフエコノミスト
森田京平,島本幸治,熊野英生,高田 創
大震災後の日本の貿易収支が赤字に転じていることは、よく知られている。こうした中、1つの象徴的な出来事が起きた。日本と韓国の経常収支の逆転だ。これが定着するとは言い切れないが、中長期的に円高トレンドが変わる可能性もある。
ついに日本と韓国の経常収支が逆転 短期のインプリケーション vs 長期のインプリケーション――森田京平・バークレイズ証券チーフエコノミスト
第82回
金利上昇リスクから金利が上がらないリスクに12月は「金融緩和冬季オリンピック」――高田創・みずほ総合研究所チーフエコノミスト
高田 創,森田京平,熊野英生,島本幸治
2012年の日米債券市場の最大のリスクは、オバマ大統領が再選されないことだった。ロムニーが大統領になった場合は、金利上昇が起きると見る向きが多かったためだ。足もとでは、むしろ「金利が上がらないリスク」が顕在化し始めた。
金利上昇リスクから金利が上がらないリスクに12月は「金融緩和冬季オリンピック」――高田創・みずほ総合研究所チーフエコノミスト
第81回
中央銀行に自己資本は必要か?『会計規定第18条』に見る日本銀行のケース――森田京平・バークレイズ証券チーフエコノミスト
森田京平,島本幸治,高田創,熊野英生
日銀は2ヵ月連続となる追加緩和に打って出たが、さらなるリスク資産の買い入れが求められている。リスク資産の買い入れは、損失発生のリスクを高め、結果的に国民負担につながる。この機に、中央銀行の自己資本の毀損をどの程度重視すべきかを考えたい。
中央銀行に自己資本は必要か?『会計規定第18条』に見る日本銀行のケース――森田京平・バークレイズ証券チーフエコノミスト
第72回
穀物先物価格の急騰と消費者物価への影響国際市況と政府売渡価格の「時差」に注意!――森田京平・バークレイズ証券 チーフエコノミスト
森田京平,熊野英生,島本幸治,高田 創
米国での大干ばつや黒海沿岸の穀物産地での高温・乾燥などから、大豆、トウモロコシ、小麦の先物価格が急上昇している。消費者物価への影響が懸念されるなか、それを読み解くキーワードは国際市況と政府売渡価格の「時差」である。
穀物先物価格の急騰と消費者物価への影響国際市況と政府売渡価格の「時差」に注意!――森田京平・バークレイズ証券 チーフエコノミスト
第71回
「分厚い中間層の復活」を実現せよ200万世帯の所得倍増計画――熊野英生・第一生命経済研究所経済調査部 首席エコノミスト
熊野英生,島本幸治,高田 創,森田京平
野田首相は、「分厚い中間層を復活させる」という表現を用いることが多い。しかし、中間層を復活させることは非常に困難だ。中間層が薄くなる現象は、さらに進む可能性がある。それを承知した上で、中間層を増やす計画を考えてみた。
「分厚い中間層の復活」を実現せよ200万世帯の所得倍増計画――熊野英生・第一生命経済研究所経済調査部 首席エコノミスト
第70回
「9月政治暦」を乗り越えることができるか?海外から評価が高い「国債救助隊」野田政権――高田創・みずほ総合研究所チーフエコノミスト
高田 創,森田京平,熊野英生,島本幸治
日本の政治の特徴は、長らく「決められない政治」とされてきたが、消費税増税に取り組み、IMF資金基盤強化への貢献に言及した野田首相のリーダーシップが、海外で高く評価されている。CDSプレミアムは、米国に次ぐ信用度の高さである。
「9月政治暦」を乗り越えることができるか?海外から評価が高い「国債救助隊」野田政権――高田創・みずほ総合研究所チーフエコノミスト
第69回
現代版「日本列島改造論」?にわかに強まる公共事業拡大論――森田京平・バークレイズ証券 チーフエコノミスト
森田京平,熊野英生,島本幸治,高田 創
回復を続ける日本の景気は、2013年前半に減速へ転じそうだ。そうなれば、消費税率の引き上げは遅れるかもしれない。政局が起こりつつあるなか、浮上した補正予算の編成案では、現代版「日本列島改造論」の機運が高まる可能性もある。
現代版「日本列島改造論」?にわかに強まる公共事業拡大論――森田京平・バークレイズ証券 チーフエコノミスト
第68回
税収の使い方に異議あり!税収増は復興増税の減額に回すべき――熊野英生・第一生命経済研究所経済調査部 首席エコノミスト
熊野英生,森田京平,島本幸治,高田 創
2011年度の税収も、当初予算の見積もりから大きく上ブレた。例年、税収の上ブレ分は歳出拡大に使われがちだが、これを肩代わりにすれば復興増税をかなり圧縮できるはずだ。消費税があれだけ議論されながらも、この事実は問われない。
税収の使い方に異議あり!税収増は復興増税の減額に回すべき――熊野英生・第一生命経済研究所経済調査部 首席エコノミスト
第67回
“本質”は何も変わらない欧州債務問題怖いのは経常収支不均衡だけでなく預金不均衡の拡大――高田創・みずほ総合研究所チーフエコノミスト
高田 創,森田京平,熊野英生,島本幸治
ギリシャの再選挙で緊縮財政派が過半数を占め、組閣も行なわれたことで、安堵感が漂っている。ただし、これで欧州債務問題が収まったものではなく、本質は何も変わらない。怖いのは経常収支不均衡だけでなく、預金不均衡の拡大だ。
“本質”は何も変わらない欧州債務問題怖いのは経常収支不均衡だけでなく預金不均衡の拡大――高田創・みずほ総合研究所チーフエコノミスト
第66回
「自然利子率の押し上げ」と「実質政策金利の引き下げ」が欠かせない理由――森田京平・バークレイズ・キャピタル証券チーフエコノミスト
森田京平,熊野英生,島本幸治,高田 創
追加金融緩和に向けた市場の期待を強める要素が連なっているが、追加緩和が実体経済を刺激する経路はますます細くなっている。日本の金融政策は、自然利子率と実質政策金利の逆転という本質的な問題に直面している。
「自然利子率の押し上げ」と「実質政策金利の引き下げ」が欠かせない理由――森田京平・バークレイズ・キャピタル証券チーフエコノミスト
第65回
若者に投資しない社会は没落する――熊野英生・第一生命経済研究所経済調査部 首席エコノミスト
熊野英生,森田京平,島本幸治,高田 創
企業は、どんどん若い勤労世代に賃金分配をしなくなっている。若者の人数が減っているので、配分する報酬額が減っていても仕方がないと考える人は多いだろう。本当にそうなのか。筆者はその点にこそ、大きな誤解と問題が隠されていると思う。
若者に投資しない社会は没落する――熊野英生・第一生命経済研究所経済調査部 首席エコノミスト
第64回
「ギリシャ化」する世界、「日本化」が続く世界バランスシート調整と世界に広がるポピュリズム――高田創・みずほ総合研究所チーフエコノミスト
高田 創,森田京平,熊野英生,島本幸治
G8首脳会議では、欧州債務危機への対応について、財政の健全化と経済成長の両立を追及する方針で一致した。こうした動きからもわかるとおり、ポピュリズムと政治上の党利党略が生じる「ギリシャ化」現象が蔓延し始めている。
「ギリシャ化」する世界、「日本化」が続く世界バランスシート調整と世界に広がるポピュリズム――高田創・みずほ総合研究所チーフエコノミスト
第63回
日本の異質性を生む財政・金融政策サイクルの“ずれ” ――森田京平・バークレイズ・キャピタル証券チーフエコノミスト
森田京平,熊野英生,島本幸治,高田 創
2012年1~3月期以降、全ての四半期で日本の実質GDP成長率はG3(日・米・欧)でトップとなる可能性がある。財政抑制の欧米と財政出動の日本の間には“ずれ” があるからだ。しかし、2013年前半には「財政の崖」が訪れそうだ。
日本の異質性を生む財政・金融政策サイクルの“ずれ” ――森田京平・バークレイズ・キャピタル証券チーフエコノミスト
第62回
円高アノマリーはなぜ起こるのか5月連休後の円高パターンは錯覚か、本物か――熊野英生・第一生命経済研究所経済調査部 首席エコノミスト
熊野英生,島本幸治,高田 創,森田京平
5月の連休前後に、再び円高が進行している。なぜ、円高の流れはこれほど粘り強いのか。相場変動には、しばしば説明できない「アノマリー」というパターンが確認されるが、現在の円高パターンは錯覚だろうか、それとも本物だろうか。
円高アノマリーはなぜ起こるのか5月連休後の円高パターンは錯覚か、本物か――熊野英生・第一生命経済研究所経済調査部 首席エコノミスト
第61回
2012年のGreen Shoot(春の芽生え)は終了?繰り返す年前半の回復期待のジンクス――高田創・みずほ総合研究所チーフエコノミスト
高田 創,森田京平,熊野英生,島本幸治
今年1-3月期は世界的に景気回復期待が生じ、株高だった。振り返れば、2009年3月にもバーナンキFRB議長の発言から、米国で「green shoot」(春の芽生え)とする株価上昇局面が生じたことがあった。今年の春はどんな局面なのか。
2012年のGreen Shoot(春の芽生え)は終了?繰り返す年前半の回復期待のジンクス――高田創・みずほ総合研究所チーフエコノミスト
第60回
人口動態が迫る「ホーム・バイアス」の見直し――森田京平・バークレイズ・キャピタル証券チーフエコノミスト
森田京平,島本幸治,高田創,熊野英生
少子化や高齢化の影響は、企業レベルでも高まっている。それは、賃金の期待成長率の低下を通じ、家計のリスク許容力を弱めている。日本の家計のホーム・バイアスは、海外の高成長を反映しにくく、低いリターンに直面しているのだ。
人口動態が迫る「ホーム・バイアス」の見直し――森田京平・バークレイズ・キャピタル証券チーフエコノミスト
第59回
日銀の国債引受けは、なぜ「悪魔的手法」なのか――熊野英生・第一生命経済研究所 経済調査部 首席エコノミスト
熊野英生,森田京平,島本幸治,高田 創
日銀の金融政策の中で、「究極の禁じ手」とされる日銀の国債引受けについて考えてみたい。消費税増税をせずに、日銀が国債発行分を全て引き受けて、税収不足を補えばよいのではないかと言われたら、その可否をどう考えるべきか。
日銀の国債引受けは、なぜ「悪魔的手法」なのか――熊野英生・第一生命経済研究所 経済調査部 首席エコノミスト
第58回
「草食系日本」に逆転シナリオはあるか“日本化”先進国の日本は“日本化脱却”でも先進国に?――高田創・みずほ総合研究所チーフエコノミスト
島本幸治,高田 創,森田京平,熊野英生
2011年の日本から米国への債券投資は、さながら米国へ日本株購入資金を供給するようなものだった。2012年、「日本化先進国」である草食系の日本は、「日本化脱却」においても世界の先駆けとなることができるだろうか。
「草食系日本」に逆転シナリオはあるか“日本化”先進国の日本は“日本化脱却”でも先進国に?――高田創・みずほ総合研究所チーフエコノミスト
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