2020.4.3 日本の経済成長率が「世界最低」である、バカバカしいほど“シンプルな理由” 世界最低の経済成長率――。これが、日本が置かれている厳しい現実だ。中野剛志氏は、第二次世界大戦後、世界で初めて日本はデフレに陥り、20年もの長きに渡って克服することができなかったことが原因だと指摘する。そして、デフレ下にある日本にお…
2020.4.2 「コロナ恐慌」で国民が“どん底”に突き落とされないために、絶対に知っておくべきこと 「国債を発行して財政支出を拡大することで、財政支出額と同額だけ民間の預金通貨は増える」。MMTは、こう主張しているが、これは「オピニオン」ではなく、「事実」であると中野剛志氏は言う。そして、この「事実」を知らずに、消費税増税にコロナ…
2020.4.1 【マネーの本質】なぜ、単なる「紙切れ」の紙幣で買い物ができるのか? 1990年代から、日本は、国債を発行しまくって政府債務残高がどんどん増えて、多くの経済学者が「国債金利が高騰する、高騰する」と言い続けてきた。しかし、長期国債金利は世界最低水準にあるのが現状だ。なぜ、予測は外れてきたのか? 中野剛志氏…
2020.3.31 中野剛志さんに「MMTっておかしくないですか?」と聞いてみた 「財政健全化しなければ財政破綻する」という常識に真っ向から反論するMMT(現代貨幣理論)が話題だ。「日本政府はもっと財政赤字を拡大すべき」という過激とも見える主張だけに賛否両論が渦巻いている。常識とMMTのどちらが正しいのか? 日本にお…
2019.9.13 英EU離脱の「グダグダ劇」を日本が笑えない理由 英国でブレグジットを延期させる法案が成立した。今夏就任したばかりのジョンソン英首相は早くも苦境に立たされている。この迷走を、英国政治の問題と矮小化してはならない。グローバル化が進んだ国ならすべて、大きな矛盾をはらんでいるのだ。
2019.4.26 財政赤字容認の「現代貨幣理論」を“主流派”がムキになって叩く理由 財政赤字を是認する「現代貨幣理論」を、主流派経済学者らが向きになって叩こうとするのは、主流派が“警告”してきた赤字拡大による超インフレや金利高騰が起きていない「不都合な事実」を暴露したからだ。
2019.1.29 国境の壁やブレクジット支持の裏にある「変貌したリベラル派」への失望 移民排斥に象徴される「非リベラルなポピュリズム」が蔓延しているのは行き過ぎたグローバリゼーションへの反動がある。問題は、「リベラル派」が変質しグローバル化で苦しむ人々から離れてしまっていることだ。
2018.11.14 中間選挙の勝者が共和・民主両党でなくトランプ大統領だった理由 米中間選挙の“勝者”は共和党でもなく民主党でもなく、結局はトランプ大統領だった。従来の「右(保守)VS左(リベラル)」にグロバリゼーションを巡る新たな対立軸が加わり、「4元構造」で政治が動き始めているからだ。
2011.10.24 米国丸儲けの米韓FTAからなぜ日本は学ばないのか TPP交渉に参加するのか否か、11月上旬までに結論が出される。協定に関する充分な情報ももたらされない現状、米韓FTAをよく分析すべきである。TPPと米韓FTAは前提や条件が似通っており、韓国が飲んだ不利益をみればTPPで被るであろう…
2011.10.11 TPP「交渉後の離脱も可能」は推進論者の詭弁!日米関係悪化を脅しとした協定締結が狙いだ 環太平洋経済連携協定(TPP)への参加に関し、11月のAPECまでに結論を急ぐ政府は、協定そのものではなく、まず「交渉に参加する」という妥協点での合意を探っている。国内でこうした合意形成がなされる背景と、TPP参加を迫るアメリカの狙…
2011.5.31 『TPP亡国論』著者・中野剛志が緊急提言!【後編】発送電分離はありえない エネルギー政策見直しの論点に、発送電分離が挙がっている。しかし、過去にもさんざん議論されてきた発送電の分離は、エネルギー安全保障の強化という方向性に反する。このタイミングで再び持ち出された背景には、国の不純な動機も見え隠れする。
2011.5.27 『TPP亡国論』著者・中野剛志が緊急提言!【前編】「東電批判」はお門違い 原子力発電のあり方を含め、エネルギー政策の見直しが始まった。しかし、東電をはじめ原発関係者が反論できない状況のなか、マス・メディアや政府の側からのみ一方的に情報が流れている。それを正しいと判断できる合理的根拠もなく「東電が悪い」と…