
2020.4.8
コロナ危機下の「消費税10%」が、国民経済にとってあまりにも「危険」である理由
プライマリー・バランス黒字化目標は、国民を貧困化する政策である――。中野剛志氏はそう主張する。20年以上もデフレで苦しみ続けたうえに、コロナショックに見舞われた日本において、財政健全化を優先することが、なぜ、国民経済に破壊的な影響を…
評論家
1971年、神奈川県生まれ。元・京都大学大学院工学研究科准教授。専門は政治経済思想。1996年、東京大学教養学部(国際関係論)卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。2000年よりエディンバラ大学大学院に留学し、政治思想を専攻。2001年に同大学院より優等修士号、05年に博士号を取得。2003年、論文 'Theorising Economic Nationalism'(Nations & Nationalism)でNations & Nationalism Essay Prizeを受賞。主な著書に山本七平賞奨励賞を受賞した『日本思想史新論』(ちくま新書)、『TPP亡国論』(集英社新書)、『富国と強兵』(東洋経済新報社)、『目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】』(KKベストセラーズ)など。
2020.4.8
プライマリー・バランス黒字化目標は、国民を貧困化する政策である――。中野剛志氏はそう主張する。20年以上もデフレで苦しみ続けたうえに、コロナショックに見舞われた日本において、財政健全化を優先することが、なぜ、国民経済に破壊的な影響を…
2020.4.7
日本の“後進国化”が止まらない……。この20年間、デフレからの脱却に失敗し続けてきた結果、1995年には世界全体のGDPの17.5%を占めた日本のGDPは、2015年には5.9%まで低下。このまま放置すれば、確実に“後進国”になると中野剛志氏は危惧する…
2020.4.3
世界最低の経済成長率――。これが、日本が置かれている厳しい現実だ。中野剛志氏は、第二次世界大戦後、世界で初めて日本はデフレに陥り、20年もの長きに渡って克服することができなかったことが原因だと指摘する。そして、デフレ下にある日本にお…
2020.4.2
「国債を発行して財政支出を拡大することで、財政支出額と同額だけ民間の預金通貨は増える」。MMTは、こう主張しているが、これは「オピニオン」ではなく、「事実」であると中野剛志氏は言う。そして、この「事実」を知らずに、消費税増税にコロナ…
2020.4.1
1990年代から、日本は、国債を発行しまくって政府債務残高がどんどん増えて、多くの経済学者が「国債金利が高騰する、高騰する」と言い続けてきた。しかし、長期国債金利は世界最低水準にあるのが現状だ。なぜ、予測は外れてきたのか? 中野剛志氏…
2020.3.31
「財政健全化しなければ財政破綻する」という常識に真っ向から反論するMMT(現代貨幣理論)が話題だ。「日本政府はもっと財政赤字を拡大すべき」という過激とも見える主張だけに賛否両論が渦巻いている。常識とMMTのどちらが正しいのか? 日本にお…
2019.9.13
英国でブレグジットを延期させる法案が成立した。今夏就任したばかりのジョンソン英首相は早くも苦境に立たされている。この迷走を、英国政治の問題と矮小化してはならない。グローバル化が進んだ国ならすべて、大きな矛盾をはらんでいるのだ。
2019.4.26
財政赤字を是認する「現代貨幣理論」を、主流派経済学者らが向きになって叩こうとするのは、主流派が“警告”してきた赤字拡大による超インフレや金利高騰が起きていない「不都合な事実」を暴露したからだ。
2019.1.29
移民排斥に象徴される「非リベラルなポピュリズム」が蔓延しているのは行き過ぎたグローバリゼーションへの反動がある。問題は、「リベラル派」が変質しグローバル化で苦しむ人々から離れてしまっていることだ。
2018.11.14
米中間選挙の“勝者”は共和党でもなく民主党でもなく、結局はトランプ大統領だった。従来の「右(保守)VS左(リベラル)」にグロバリゼーションを巡る新たな対立軸が加わり、「4元構造」で政治が動き始めているからだ。
2011.10.24
TPP交渉に参加するのか否か、11月上旬までに結論が出される。協定に関する充分な情報ももたらされない現状、米韓FTAをよく分析すべきである。TPPと米韓FTAは前提や条件が似通っており、韓国が飲んだ不利益をみればTPPで被るであろう…
2011.10.11
環太平洋経済連携協定(TPP)への参加に関し、11月のAPECまでに結論を急ぐ政府は、協定そのものではなく、まず「交渉に参加する」という妥協点での合意を探っている。国内でこうした合意形成がなされる背景と、TPP参加を迫るアメリカの狙…
2011.5.31
エネルギー政策見直しの論点に、発送電分離が挙がっている。しかし、過去にもさんざん議論されてきた発送電の分離は、エネルギー安全保障の強化という方向性に反する。このタイミングで再び持ち出された背景には、国の不純な動機も見え隠れする。
2011.5.27
原子力発電のあり方を含め、エネルギー政策の見直しが始まった。しかし、東電をはじめ原発関係者が反論できない状況のなか、マス・メディアや政府の側からのみ一方的に情報が流れている。それを正しいと判断できる合理的根拠もなく「東電が悪い」と…
アクセスランキング
インドから帰国する機内、激しい腹痛で気絶した日本人が「5つ星ホテルの朝食」で口にした“水以外”の飲み物とは?
コーヒーは1日何杯までにすべき?最新研究でわかった「重大な健康リスク」とは〈再配信〉
【もうやめたい!】「快楽の奴隷」になってしまう人の毎日の悪習・ワースト1
年収が高い会社ランキング2024【従業員の平均年齢40代後半・191社完全版】年収1000万円超の16社とは?
有名投資家が最近「銀」を買った理由、最高値更新「金」の賞味期限もズバリ予測!〈注目記事〉
「健康のつもりで飲んでたのに…」糖尿病リスクを高める「意外な飲み物」とは?【11万人のデータを解析】〈再配信〉
インドから帰国する機内、激しい腹痛で気絶した日本人が「5つ星ホテルの朝食」で口にした“水以外”の飲み物とは?
コーヒーは1日何杯までにすべき?最新研究でわかった「重大な健康リスク」とは〈再配信〉
日高屋会長がクビにした2人の社員「労働基準法に引っかかって裁判にかけられてもいい」と決断したワケ〈2025上期9位〉
国民バカにしてるの?「2万円給付金」「GDP1000兆円」公約を経済評論家が「不誠実」と批判するワケ
そりゃ日本が見捨てられるわ…中東における「日本離れ」を加速させている犯人の正体
早死にしたくない人が、バターの代わりに使っているもの【22万人を33年間追跡調査】〈再配信〉
「健康のつもりで飲んでたのに…」糖尿病リスクを高める「意外な飲み物」とは?【11万人のデータを解析】〈再配信〉
メールで「~してください」を「~して下さい」と漢字で書く人が知らない事実〈再配信〉
病気になりたくなかったら、真っ先にやめたほうがいい食事の習慣とは?【書籍オンライン編集部セレクション】
「タワマン神話」終わりの始まり…感度の高い富裕層がひそかに“撤退”し始めたワケ
「絶対に管理職にしちゃダメな人」が即バレする会議でのNG発言とは?
メールで「~してください」を「~して下さい」と漢字で書く人が知らない事実〈再配信〉
「御三家以外なら、大学附属に行かせたい」東京西部で附属校ブームが巻き起こるワケ
官僚212人が選ぶ【政策通の政治家ランキング】次の総理の座を狙う高市、林、玉木のデッドヒート!霞が関での評判は?