
桃田健史
第288回
「我々の本意を今一度、(世間の皆さんに)しっかりと分かってほしい」。そうした想いから、トヨタは東京本社で4月8日午後、在京のメディア関係者らを集めて、“ハイブリッド車開発で培った車両電動化技術の特許実施権の無償化”について意見交換会を行った。

第287回
「うわぁ、なんだ、この感覚は!?」英国ジャガーの初EV「I-PACE」は、いい意味で期待を大きく裏切る優れモノだった――。

第286回
新型RAV4の商品カタログをめくると、最初の8ページがオフロード走行を紹介している。これぞ、このクルマの商品コンセプトそのものである。そのオフロード性能を富士山麓でじっくりと試した。

第285回
「そうだ、新東名に行って、時速120キロで走ってみよう」。2019年3月4日(月)の夜、JR浜松駅近くのホテルの部屋で、ふと思いついた。すでに各種の報道でご存じの方も多いと思うが、2019年3月1日から、新東名高速道路(森掛川IC~新静岡IC)と東北自動車道(花巻南IC~盛岡南IC)で最高時速120キロの試行が開始された。

第284回
高齢者が運転免許を返納した後、普段の移動の足として活用されることが多いのが、ハンドル形電動車いすだ。スズキやホンダなど大手メーカー以外に、10社程度の中小メーカーが参入している分野である。ここに、ヤマハ発動機が一石を投じた。

第283回
マツダは広島県三次市でCX-5を使った「支え合い交通サービス実証実験」を始めた。なぜ、このタイミングでこうしたサービスを始めたのか。その基盤にあるのが、2017年8月に発表した「サスティナブル“Zoom-Zoom”」だ。

第282回
広島県三次(みよし)市の山中を2018年暮れあたりから、風変わりなマツダのSUVが走っているという。マツダをよく知る人なら、「三次」と聞いて、ピンとくるはずだ。市街中心部には、マツダのテストコースがあるからだ。

第281回
SUBARUは2016年以降、同社の先端技術を実体験するイベントをテックツアーと名付け、さまざまな企画をメディア向けに提供してきた。今回は山形市街から雪深い月山周辺を通り、日本海側の鶴岡市・酒田市へと続く200kmの行程を用意。試乗に関する資料の「総合雪国性能を知っていただく」との表記が目を引いた。

第280回
江戸の雰囲気がいまも残る、東京・日本橋。その一角に、トヨタの先端技術開発を行う企業がある。TRI-AD(トヨタ・リサーチ・インスティテュート、アドバンスト・デベロップメント株式会社)で、同社のジェームス・カフナーCEOとじっくり1時間、意見交換をする機会を得た。

第279回
経産省と国交省は、いわゆる「空飛ぶクルマ」の実現に向けてロードマップを公開した。だが筆者としては「空飛ぶクルマが、日本で、なぜ必要なのか?」という議論が産官学の各分野の中で不十分であると考える。

第278回
ショートサーキットを疾走するアウディの後席でVR(仮想現実)技術を体験するイベントを体験した。疲れが溜まった夜間に、VR機器をつけてサーキットを猛スピードで走るとは、どう考えても身体の調子が悪くなりそうな話である。

第277回
筆者の家は、えちぜん鉄道勝山永平寺線の永平寺口駅から永平寺に向かう途中にある。まさか、この地に住居を構えるとは。しかも、新車のミニクロスオーバーが一緒にいるとは。いまから1年前にはまったく想像していなかった状況である――。

第276回
レクサスの新型クロスオーバー「UX」。そのメディア試乗会は、ちょっと変わったアレンジだった。ひとつは千葉の房総半島、もうひとつは神奈川の三浦半島。それぞれ往復150kmほどの距離の2つの試乗コースを、半日かけて走るのだ。

第275回
袖ヶ浦フォレストレースウエイピットロードに並ぶ、赤と黒のモザイクカラーでカモフラージュされた3台のプロトタイプ車。モザイクの中には「A90」という表示が複数見える。第五世代のトヨタ・スープラに実際に乗る日がついにやってきた。

第274回
「テレビニュースでも取り上げられ、我々の予想以上の反響に驚いている」。レクサスの開発や広報の関係者たちが口を揃えたように、そう語る。レクサスの新型「ES」が世界初量産化したデジタルアウターミラーについてだ。ドアミラーの代わりに、カメラと車内モニターでクルマの斜め後方を確認するシステムである。

第273回
2018年11月1日、全国トヨタ販売店代表者会議で発表された内容はトヨタ史上、最大級のインパクトがあった。トヨタ本社とディーラー各社が「事実上の販売系列廃止」で合意したのだ。

第272回
EVの急速充電規格では、先発で日中主導の「チャデモ」と、後発の独米主導「CCS」が覇を争っているが、両者はこの6年間平行線のままだ。なぜCCS側は強気の姿勢を貫くのか。

第271回
2018年夏、注目の新型軽自動車が次々と登場している。その中で4ナンバー商用車のこれまでの発想を大きく変える1台が、ホンダ「N-VAN」だ。同車の開発コンセプトは「次世代軽バンの新基準を創る~日本の積む・運ぶ生活のために」である。

第270回
超小型モビリティの普及に向け国交省が具体的なアクションを起こしてから8年。同省主催の「地域と共生する超小型モビリティ勉強会」が6回の会合を経て、「とりまとめ」を公表、このタイミングで多方面の超小型モビリティ関係者と意見交換会を行った。

第269回
スバルの新型フォレスターは日本では6月20日発表、そして7月19日に発売される。一部メディアは、見た目で旧型と大きな差がないと書くが、現実は違う。新型フォレスターはまるで、ひとクラス上のアウトバックのような佇まいがある。
