藤沢数希
第2回
経済学では否定されている「市場原理主義」
「市場」について正しく知ることは、経済を語るうえで不可欠です。しかし、なぜか少なくない日本人が、まっとうな経済学を市場原理主義と結びつけて批判したりしています。市場経済の申し子である外資系金融機関で活躍する著者が語るのは、意外にも「市場の失敗」をふまえた経済学のクールな結論です。

第1回
経済学の常識からみると派遣社員の賃金は正社員より高くすべき
経済学の定義を一言でいえば、「国民を豊かにするための最適な資源配分を考える学問」です。この連載では、金融の第一線で活躍する著者ならではの視点で、経済学が今日本を取り巻く問題に対してどのような答えを出しているのかを紹介していきます。第1回は、日本の労働市場と解雇規制についてです。
