2020.1.17 中東有事の原油高が日本の経済成長や所得に及ぼす、看過できない影響 米国とイランの対立激化により、原油価格が上昇している。それは成長率の低下、家計の負担増、さらには所得の海外流出など、日本経済に思わぬ悪影響を及ぼしかねない。その実態を試算してみよう。
2019.5.26 問題の本質は少子化ではない 企業投資で経済は復活できる 現在、日本の経済成長率は、主要先進国の中でも最低となる1%ほどの低い水準を続けており、日本経済は世界の中で相対的に縮み続けている。こうした流れの中で、日本型格差社会の到来への強い危機感をあぶり出す。
2019.4.1 祝賀ムードでも株価がなぜ下がる?「改元」と日本経済の意外な法則 いよいよ改元の日が迫ってきた。今年のGWは10連休となる企業もあり、世の中では祝賀ムードも盛り上がるため、消費が活発化しそうだ。一方で、ポジティブな影響ばかりではないという見立てもある。改元が日本経済に与える「意外な影響」を探る。
2019.3.24 大胆な金融緩和政策をしてもなぜ、経済の回復が遅いのか? 厚生労働省が発表する「毎月勤労統計」の調査過程の一部で不適切な行為があった問題で、雇用保険などの給付額が少なかった人は延べ2000万人規模に達し、過少に給付された額は500億円以上になることが分かった。これは、国の根幹を成すばかりではな…
2019.2.3 消費増税という手段に頼らず日本は生活経済大国になれる 『「10%消費税」が日本経済を破壊する』は、8%から10%への消費増税が本当に実施されるならば、日本経済は壊滅的な大打撃を受けることになると謳(うた)い、消費増税の凍結を提案する。具体的には、10%への消費増税が日本経済に打撃をもたらす…
2018.11.25 “労働力不足”が好景気を誘引 世間の悲観論を一蹴する快著 経済を語る上で、「楽観論は知的ではない」と思われがちなこともあり、日本経済の問題点やリスクを多々指摘する書籍が世間には溢れている。
2018.9.23 景気循環論の第一人者による日本経済が盛り返す大胆予測 景気の回復局面が始まったのは2012年12月だった。その後、17年9月には、高度経済成長期の「いざなぎ景気」を超えて戦後2番目となった。現在、日本の景気循環に対する関心が高まっている。
2018.8.1 猛暑、豪雨、大地震…今夏の天変地異が日本経済にもたらす不測の影響 今夏は記録的な暑さとなっており、さまざまな猛暑関連市場で特需が起きている。しかし一方で、西日本を襲った豪雨被害や大阪北部地震などは経済の不確実要因となる。今夏の天変地異が日本経済にもたらす影響をシミュレートすると、思わぬ結果が見え…
2017.7.12 今夏の「猛暑」は本当に日本経済を盛り上げるか? 7月に入り、うだるような暑さの日が続く。気象庁の予報では、今夏は平年より気温が高くなることが確実視されている。猛暑になると様々な商品やサービスが売れ始め、通年で見ると日本経済を大きく盛り上げると言われる。その効果はいかほどだろうか…
2015.6.25 企業業績や株価は堅調でも日本経済の「地盤沈下」が終わらない理由 堅調な企業業績に、2万円台を突破した株価――。アベノミクス以降、日本の景気は回復基調にあると言われる。しかし、世界のGDPにおける日本の比率や1人当たりGDPは、今も低水準に留まっている。「見かけ」とは違う日本経済の地盤沈下の背景には、何…