
2025.2.12
25年の日本は「1%成長」見込み、実質賃金プラス化や万博効果もトランプ関税の“暗転”リスク
トランプ政権発足や日銀利上げでスタートした2025年の日本経済は人手不足による春闘の高賃上げ維持などで実質賃金のプラス化や大阪・関西万博の経済効果などで1%程度の実質GDP成長率が見込まれる。だが関税引き上げなどのトランプ政策次第では大き…
第一生命経済研究所 経済調査部 首席エコノミスト
早稲田大学理工学部工業経営学科卒、東京大学大学院経済学研究科修士課程修了。1995年第一生命保険入社。98年より日本経済研究センター出向。2000年より第一生命経済研究所経済調査部、16年4月より現職。国際公認投資アナリスト(CIIA)、日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)。内閣府経済財政諮問会議政策コメンテーター、総務省消費統計研究会委員、景気循環学会理事兼事務局長、跡見学園女子大学非常勤講師、㈱あしぎん総合研究所客員研究員、あしかが輝き大使、佐野ふるさと特使、NPO法人ふるさとテレビ顧問などを歴任。景気循環学会中原奨励賞受賞。著書に『経済指標はこう読む』『スクリューフレーション・ショック』『男性不況』『図解90分でわかる!日本で一番やさしい「アベノミクス」超入門」』『図解90分でわかる!日本で一番やさしい「財政危機」超入門」』『エコノミストが教える経済指標の本当の使い方』『知識ゼロからの経済指標』『狼と香辛料で面白いほどわかるお金のしくみ』『日本経済 黄金期前夜』『エコノミストが実践するどんな相手も納得させるレポート作成術』など
2025.2.12
トランプ政権発足や日銀利上げでスタートした2025年の日本経済は人手不足による春闘の高賃上げ維持などで実質賃金のプラス化や大阪・関西万博の経済効果などで1%程度の実質GDP成長率が見込まれる。だが関税引き上げなどのトランプ政策次第では大き…
2024.10.18
物価上昇で消費が低迷しているが、物価の中でも上昇が激しい生活必需品の消費割合が高い低所得層や中流層の生活困窮化が進んでいることが大きな要因だ。社会保険料負担や高齢無職世帯の増加などもあってインフレの下で生活格差が成長の足かせになっ…
2024.10.5
石破新首相は財政健全化を重視するとされるが、「経済あっての財政」という考え方も示している。日本経済は長く続いたデフレ時代のマインドが残り、家計の消費も弱い。新政権の政策運営は、経済の正常化を実現するまでは民間の負担増や財政金融の引…
2024.8.27
物価上昇で消費が低迷しているが、物価の中でも上昇が激しい生活必需品の消費割合が高い低所得層や中流層の生活困窮化が進んでいることが大きな要因だ。社会保険料負担や高齢無職世帯の増加などもあってインフレの下で生活格差が成長の足かせになっ…
2024.6.18
老後必要資金は4000万円という説は高インフレが続く非現実的な前提のものだ。直近家計調査のデータを基にすると、平均的な高齢夫婦無職世帯の貯蓄額(1604万円)で2%インフレを加味しても27年弱は生活を維持できる。ただし貯蓄額が300万円未満の世…
2024.4.22
24年度の設備投資額は、企業の減益見通しの中でもバブル期の名残がある1991年度の過去最高を更新する可能性がある。経済安全保障や戦略産業育成などで政府は投資支援策を掲げるが、円安や新興工業国の人件費高騰などを追い風に、企業の国内回帰や経…
2024.4.10
新紙幣発行の一般的な目的や動機とされるのが偽造防止である。しかし、そのほかに今回の紙幣刷新には「キャッシュレス化の促進」や「タンス預金のあぶり出し」などの隠れた狙いも推察される。本稿では、約20年ぶりとなる紙幣デザインの刷新と今夏の…
2024.2.18
内閣府が公表した昨年7~9月期の家計貯蓄率が、8年ぶりにマイナスに転じた。家計貯蓄をめぐっては少子高齢化の影響が懸念され、貯蓄の減少は国債消化や財政政策、経常収支へ支障を及ぼすと問題視されているが誤解があり、ISバランスなども緻密な分…
2023.12.25
日本は2023年に、GDPでドイツに抜かれる見通しだ。ドイツは海外企業の進出を呼び込み、経常収支黒字の多くを貿易で稼ぐのに対し、日本は国内生産空洞化で貿易赤字に転落、GDPに含まれない対外証券投資や海外現地法人の利益で経常黒字を維持している…
2023.10.18
経済対策で焦点の「減税」は、食料品値上がりの負担軽減では消費減税は政治的ハードルが高く所得減税や給付金が現実的だ。赤字企業の賃上げ促進では減税より社会保険料の負担軽減のほうが有効だ。
2023.5.8
政府は中間層拡大を狙った資産所得倍増計画でNISAの非課税投資枠拡大や恒久化を決めたが、貯蓄から投資へのシフトには他にも金融教育拡充や経済の成長力を高める取り組みが必要だ。
2022.11.7
総合経済対策は財政規模が39兆円と膨らんだが、GDPの押し上げ効果は10.3兆円にとどまる。電気・ガス補助金は原油などの値上がりを十分には補えず、賃上げ促進や訪日客拡大も効果は未知数だ。
2022.7.12
アベノミクスはこの10年あまり日本の経済政策の基本となってきたが、大胆な金融緩和は円安・株高で成果を上げたが、機動的な財政政策と成長戦略では課題が残った。成長戦略は喫緊の課題だ。
2022.5.9
ウクライナ危機などの影響を受けたガソリンや食料品などの物価上昇に対する緊急対策は、石油元売りへ補助金など効果が未知数な事業や「一時的な痛み止め」の色彩が強く、抜本策は先送りされた。
2021.11.25
岸田政権初の経済対策は財政支出規模で過去最大だが、18歳までの子どもへの給付金など政策目的が曖昧な事業やガソリン急騰対策のように効果が未知数のものがありGDPの押し上げ効果は限定的だ。
2021.10.1
新首相になる岸田文雄前自民党政調会長が掲げる「令和所得倍増」を実現するカギは、需給ギャップが一定程度プラスになるまで財政健全化を急がず、増税を我慢し積極財政政策を続けられるかだ。
2021.9.21
菅義偉首相の突然の「出馬とりやめ」で乱戦模様の自民党総裁選に立候補した4氏の経済政策は、「アベノミクス」との関係でいえば、高市氏が「継承・強化」 岸田氏が「継承・進化」に対し、河野、野田氏が距離を置いている。
2021.9.13
「物価の二極化」が進み、生活必需品の価格上昇は「貧困化する中間層」に打撃を与え、実質的な所得格差を拡大している。コロナ禍で深刻化する「スクリューフレーション」は日本経済の大きな課題だ。
2021.5.12
緊急事態宣言が延長されたが、ワクチン接種の遅れからさらなる延長や対象地域拡大も懸念される。集団免疫の獲得時期も欧米に大幅に遅れ、経済回復の「二極化」のもと日本は後発組になる恐れがある。
2021.1.7
新型コロナの感染拡大が続く中、政府は東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県を対象に緊急事態宣言を再び発動する運びとなった。今回の緊急事態宣言により、日本経済が被るダメージはどれほどのものか。試算を行うと、楽観視できない状況が見えてくる…
アクセスランキング
松本人志さんの“罪”を考察したブログに反響広がる「ぐうの音も出ない」「完璧すぎる論破」《あのときの話題を再発見》
「妊娠してしまいました」と朝礼で泣き崩れる女性教師、給料ステイで3人分の仕事をする現場…“採用難の教育現場”で何が起きているのか
上から目線の人は「ご理解いただけましたでしょうか?」と言う。感じのいい人は何と言って確認する?
【お会計が22480円。3人で割り勘できる?】瞬時に即答できない人は数字に弱い二流。一流はどう考える?
「寿命が縮まる家」と「長生きできる家」の決定的な違い
松本人志さんの“罪”を考察したブログに反響広がる「ぐうの音も出ない」「完璧すぎる論破」《あのときの話題を再発見》
マルちゃん「赤いきつね」CM大炎上はウソ…危機管理のプロが東洋水産の対応を「完璧」と絶賛するワケ
“難関疲れ”でも慶應、早実、聖光の人気は盤石――首都圏・中高一貫校、25年入試で「浮いた学校」「沈んだ学校」〈男子受験生編〉
「寿命が縮まる家」と「長生きできる家」の決定的な違い
「頭の回転が速い子」と「ぼんやりしがちな子」の決定的な違い
闇バイト強盗に「狙われる家」と「嫌がられる家」の明確な違い
松本人志さんの“罪”を考察したブログに反響広がる「ぐうの音も出ない」「完璧すぎる論破」《あのときの話題を再発見》
「ホンダの子会社でもよかった」日産社員が漏らした本音…「瀕死の日産」を狙うホンハイは救世主なのか?
上から目線の人は「ご理解いただけましたでしょうか?」と言う。感じのいい人は何と言って確認する?
【医者が教える】ヤバい脂肪ワースト2は「植物油」、ではワースト1は?【書籍オンライン編集部セレクション】
そりゃ辞めるわ…部下がポロポロ離職する上司が無意識に言っている「NGワード」とは?〈再配信〉
【ドムドム社長が考える】起業家として「成功する素質のある人」と「ない人」の“たった1つの違い”とは?
従業員の不満投稿が多い“ブラック”企業ランキング2024【不動産・建設ワースト13】実名と不満のワケを全公開
【ドムドム社長が明かす】絶対に「部下を持たせてはいけない人」の“たった1つの特徴”、能力不足は補えるが…
キヤノン、富士フイルム、リコーの年収「得をした世代」は?キヤノンとリコーはOBが優勢【5世代20年間の推移を独自試算】