ヘルスデーニュース
糖尿病は脳卒中発症後の認知機能にも影響、対策は?
糖尿病患者は脳卒中の発症リスクが高い。しかし、新たに報告された研究によると、糖尿病の影響は脳卒中発症後にも及び、糖尿病のない人に比べて認知機能が大きく低下する可能性があるという。ニューサウスウェールズ大学(オーストラリア)のJessica Lo氏らの研究によるもので、詳細は「Stroke」5月14日オンライン版に掲載された。

子どもの食べ物の好き嫌いは成長しても治らない?親ができることとは
食べ物の好き嫌いが多い子どもでも、時が経てば何でも食べるようになるだろうと期待している親には残念な研究結果が報告された。米ミシガン大学C.S. Mott小児病院のMegan Pesch氏らによる研究から、4歳時に食べ物の好き嫌いが多かった子どもは、9歳になっても食べられない食品が多く、好き嫌いは成長過程で現れる一過性のものではなく、その子どもの特性である可能性が示された。研究結果の詳細は「Pediatrics」5月26日オンライン版に発表された。

甘すぎる飲み物が腎臓を害する理由、「果糖ブドウ糖液糖」に要注意
甘味飲料の中には腎臓を障害するリスクを持つものがあることが報告された。果糖(フルクトース)コーンシロップで甘く加工したソフトドリンクを摂取すると、腎臓内部の血管抵抗が有意に上昇するという。米ニューヨーク州立大学バッファロー校のChristopher Chapman氏らの研究の結果であり、「American Journal of Physiology. Renal Physiology」4月6日オンライン版に掲載された。

遺伝性の脂質異常症「家族性高コレステロール血症」は心疾患患者に多い?
家族性高コレステロール血症(FH)は、生まれつき血中コレステロール値が高い遺伝性疾患で、患者数は世界で約2500万人に上ると推定されている。そんな中、米国心臓協会(AHA)が発行する「Circulation」6月2日号に掲載された新たな研究で、特に、心血管疾患患者でFHの有病者が多いことが明らかになった。この論文の著者の一人で英インペリアル・カレッジ・ロンドン(ICL)の臨床研究フェローであるAntonio J. Vallejo-Vaz氏は、「FHの早期発見に向けたスクリーニングプログラムの必要性が強く示された」としている。

「ケトダイエット」が炎症抑制、免疫系の調整に有効?米国研究者らが発表
エネルギー源を糖質から脂質に切り替える食事法「ケトジェニック・ダイエット(ケトダイエット)」を始める人が増えている。このケトダイエットが、腸内細菌叢に影響を与える可能性があることが、米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)のPeter Turnbaugh氏らが「Cell」5月20日オンライン版に発表した研究で示された。ケトダイエットが過剰な炎症の抑制、免疫系の調整につながる可能性もあるという。

迫るコロナ第2波・第3波にアラート、直近1カ月の国内研究まとめ
2月26日のイベント自粛要請から3カ月が経過した5月25日、緊急事態宣言が全面解除され、国内の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響は縮小に向かっている。しかしいまだ感染予防のためのワクチンがなく、治療法が確立されていない。危惧される第二波・三波のパンデミックに対し国内アカデミアの研究開発が続けられている。それらのうち最近1カ月以内に発表された報告をピックアップし紹介する。

高齢者の脳の若返りに有酸素運動が有効な理由
たとえ長い間、座ってばかりいる生活を送っていた高齢の人でも、有酸素運動を半年間行うことで、思考力や記憶力は向上する可能性があるとする研究結果を、カルガリー大学医学部(カナダ)のMarc Poulin氏らが報告した。

チーズバーガーとポテトのセットで注意力が低下する?米研究者が発表
チーズバーガーとフライドポテトを注文するのは、頭に良くない行動かもしれない。米オハイオ州立大学の研究グループが行った小規模な研究によると、飽和脂肪酸が多く含まれる食事を1回食べるだけで、注意力が低下する可能性が示された。詳細は「American Journal of Clinical Nutrition」5月12日オンライン版に掲載された。

畜産がヒトの感染症リスクになる!英国研究者が警告
抗菌薬を多用するなどの集約的な畜産業の慣行が、ヒトの感染症リスクを高めると、英国の研究者が警告を発している。畜産業で飼育される動物は、その個体数が多いことに加え、遺伝的多様性が低いことも感染症リスクに関係しているという。英バース大学ミルナー進化センターのSamuel Sheppard氏らの研究グループが、トリやブタ、ウシの糞便中に含まれている細菌、カンピロバクタージェジュニ(C. jejuni)の進化について研究を進める中で明らかになった。詳細は、「Proceedings of the National Academy of Sciences(PNAS)」5月4日オンライン版に掲載された。

コロナの予防や死亡率低下にビタミンDが有効?
新型コロナウイルスの予防や死亡率低下にビタミンDが有効なのではないかとの仮説が提唱されているが、その可能性を支持する新たな2件のデータが報告された。このデータに対して各国研究者の間で意見が分かれている。こうした中、一部の国ではビタミンDの効果を調べる複数の臨床試験が開始段階にある。

コロナ重篤化の抑制にナノテクノロジーが有効?
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が重篤化する際の重要なポイントは、免疫系が暴走した状態になる「サイトカインストーム」にあると考えられている。この急速に進む過剰な炎症反応を効果的に抑える治療法は今のところないが、ナノテクノロジーを活用した薬剤送達システムがその制御に役立つ可能性があることが、フランスとブラジルの合同チームの研究で明らかにされた。

コロナ治療薬の開発へ、国内の研究・開発動向まとめ
新型コロナウイルスの新規感染者数は減少傾向にあり、治療薬の研究・開発も加速しています。その中から日本国内での主な動きをまとめてお伝えします。

米国の小児コロナ罹患者は報告よりも多い?!気になる研究結果
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックが続く中、比較的重症化しにくいとされている小児だが、実際の感染者数は、報告されているよりもはるかに多い可能性があるとする研究結果を、米・南フロリダ大学公衆衛生学疫学准教授のJason Salemi氏らが「Journal of Public Health Management and Practice」4月16日オンライン版に発表した。

コロナ下でも病院出産が最も安全な理由、米国が提言
米国小児科学会(AAP)は自宅での出産に関する提言を発表し、新型コロナウイルスのパンデミックのさなかにあっても、出産する場所は病院が最も安全であるとする見解を示した。自宅での分娩中に救急医療が必要になった場合でも、救急搬送サービスは、新型コロナウイルス感染症患者の対応に追われているため利用できない可能性があることを認識しておくべきだとも発表している。

日本人は全粒穀物をたくさん食べるほど高血圧になりにくい理由
玄米など、糠を除去していない全粒穀物の摂取頻度が高いほど高血圧になりにくいことが、日本人対象の研究から明らかになった。しかし、日本人は高血圧の頻度が高いにもかかわらず全粒穀物の摂取量が世界で最も少ないという。

45分で診断可能!新型コロナ迅速検査法を米国が開発
新型コロナウイルス感染症を、鼻咽頭ぬぐい液を用いて約45分で診断できる低コストの迅速検査法を開発したと、米カリフォルニア大学サンフランシスコ校臨床検査医学教授のCharles Chiu氏らが発表した。

糖尿病患者は新型コロナの重症化リスクが高い?米国糖尿病協会が発表
新型コロナウイルス(COVID-19)感染症の流行で、糖尿病などの「基礎疾患」を有する人の重症化リスクが注目されている。米国糖尿病協会(ADA)のRobert Eckel氏は「糖尿病があるからといって必ずしも感染リスクが高いわけではない。しかし、感染した場合、重症化するリスクが高い。」と語っている。

新型コロナは気温が上がっても収束しない!?中国研究者らが発表
中国の復旦大学に所属するYe Yao氏らは4月9日、「新型コロナウイルス感染症はインフルエンザと違って、暖かくなっても収束に向かう可能性は低い」と発表した。集団免疫の獲得や科学的根拠に基づく有効な治療法の導入、ワクチンの開発が実現するまでは、引き続きソーシャル・ディスタンシング(社会的距離の確保)が重要だ。

在宅勤務中こそ減量、最も効果的なダイエット法とは?
糖質制限食、地中海食、DASH食…様々なダイエットが存在する中で、最も効果的な方法はあるのだろうか?マクマスター大学(カナダ)の研究者らは4月1日、「短期的にはどの食事法でも良い」との研究結果を発表した。同時に、「長期的にはどの方法でも、1年以内に体重は元に戻ってしまう可能性が高い」という結果も発表している。

新型コロナは「涙」で感染する!症状の一つに「結膜炎」
中国の三峡大学に所属する眼科Liang Liang氏は3月31日、「新型コロナウイルス感染症の症状の一つとして結膜炎が多く見られ、涙を介して感染が広がる可能性がある」と発表した。目をこすらないことや、自分や他人の「涙」に触れない工夫が有効だ。
