ヘルスデーニュース
心血管疾患死亡の世界的動向とは?
虚血性心疾患や脳卒中などの心血管疾患(CVD)は、世界の死因の3分の1を占める主要な死因であり、現在もCVDによる死亡者数は増え続けているとする報告が、米ワシントン大学循環器病学准教授のGregory Roth氏らにより、「Journal of the American College of Cardiology」12月号に掲載された。

糖尿病合併症を3割減らせる療養指導法「ティーチバック」の可能性
糖尿病患者への療養指導に「ティーチバック」という手法を用いることで、合併症のリスクが3割減り、医療費も抑制される可能性が報告された。米フロリダ大学のYoung-Rock Hong氏らの研究結果であり、詳細は「Journal of the American Board of Family Medicine」11・12月号に掲載された。

コロナ患者、退院後における在宅ケアの実態とは?
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)入院患者の多くは、健康の回復が十分でない状態で退院することになる。病床が逼迫するほど、その傾向が強まらざるを得ない。こうした中でポイントとなるのが退院後の在宅ケアだが、急性期治療後に患者がどのような経過をたどるのかは明確でない。この点を詳細に検討した後ろ向きコホート研究の結果が、「Annals of Internal Medicine」に11月24日掲載された。

更年期の「症状の数」が多いほど、仕事のパフォーマンスは低下する?
更年期の女性では、更年期の症状の数が多いほど、仕事のパフォーマンスが低下する可能性のあることを、東北大学ウイメンズヘルス・周産期看護学の橋本恵子氏らが報告した。研究の詳細は、北米閉経学会(NAMS)発行の「Menopause」に11月23日掲載された。

「地中海食」で糖尿病リスクが3割減る理由、データが証明
地中海式食事療法により、太り過ぎの女性の2型糖尿病発症リスクを3割抑制できることが明らかになった。米ブリガム・アンド・ウィメンズ病院のSamia Mora氏らが、米国の女性医療従事者2万5,000人以上を20年近く追跡したデータを解析した結果であり、詳細は「JAMA Network Open」に11月19日掲載された。

短時間睡眠の睡眠薬服用者にメタボが多い理由
睡眠薬の使用とメタボリックシンドローム(MetS)の関連が明らかになった。睡眠薬を使用している短時間睡眠の人でMetSの頻度が有意に高いという。自治医科大学が地域住民対象に動脈硬化危険因子の検証目的で行っている「JMS-IIコホート研究」のベースラインデータを解析した結果だ。同大学地域医療学センター公衆衛生学の石川鎮清氏らの論文が、「Journal of Epidemiology」に11月7日掲載された。

1杯のココアが脳の働きを後押しする可能性、英研究者らが発表
1杯のココアがあなたの脳の働きを後押ししてくれるかもしれない。その可能性を示唆する報告が、「Scientific Reports」に11月24日掲載された。カカオに含まれているポリフェノール「フラバノール」が豊富なココアの摂取後に、脳の酸素化反応が向上することが確認されたという結果だ。

ビーガンやベジタリアンは骨折リスクが高い
肉や魚、乳製品を食べないビーガンは、骨折リスクが4割以上高いことが英国の研究で判明した。また、魚は食べるが肉は食べないペスクタリアンや、肉と魚を食べないが乳製品や卵は食べるベジタリアンも、大腿骨近位部の骨折リスクが高いという。

新型コロナ、「うつる」可能性が最も高いのは発症後5日間
新型コロナウイルスに感染した人は、発症後5日間が最も他の人にウイルスを感染させやすく、感染初期の患者の特定と隔離が重要であるとする研究結果が、「The Lancet Microbe」に11月19日報告された。

不眠症は一度発症すると長引きやすい
不眠症の詳細な自然経過が報告された。成人約3,000人を5年間にわたって追跡した結果、ベースライン時に不眠症だった人の37.5%が5年後も同じ症状を抱えており、不眠症でなかった人の13.9%が新たに不眠症を発症したという。ラヴァル大学(カナダ)のCharles Morin氏らの研究結果であり、詳細は「JAMA Network Open」に11月6日掲載された。

白内障手術を受けた人は幸福感が上昇する?
白内障の手術を受けた人は、手術を受ける前に比べて主観的幸福感が有意に高くなるというデータが報告された。慶應義塾大学医学部眼科の根岸一乃氏らが行った調査の結果であり、詳細は「Scientific Reports」に10月14日掲載された。

糖尿病と腎臓病と高血圧が、密接に関連する理由
糖尿病、腎臓病、高血圧。これら3つは、数千万人の米国人が直面する健康上の脅威だ。この3つは密接に関わっているにもかかわらず、普段その脅威を身近なものだと考える人はほとんどいない。

コロナ感染の白血病患者、無症状で70日間ウイルスを排出?
新型コロナウイルスに感染した人は、通常、8日間ほどウイルスを排出すると考えられている。しかし、米ワシントン州カークランドで、少なくとも70日間ウイルスを排出し続けた71歳の女性白血病患者が確認された。この女性の感染期間は少なくとも105日間に及んだが、その間ずっと無症状であったという。米国立アレルギー感染病研究所(NIAID)のVincent Munster氏らが報告したこの症例研究は、「Cell」11月4日オンライン版に掲載された。

「コーヒー+パン」の朝食がメタボを抑制する?
朝食にコーヒーとパンを食べるという人は少なくないだろう。意外なことに、それがメタボリックシンドロームの抑制につながっているかもしれない。その可能性を示唆する、京都府立医科大学大学院医学研究科地域保健医療疫学の小山晃英氏らの研究結果が、「Nutrients」に10月11日掲載された。

新型コロナ、回復者の約17%がウイルスを保持?喉の痛みや鼻炎に注意!
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)から完全回復した患者の17%近くが、ウイルスを保持し続けている可能性のあることが、イタリアで実施された研究から明らかになりました。呼吸器症状、特に喉の痛みや鼻炎が続いている人は、追跡検査で新型コロナウイルス陽性を示す可能性が高いといいます。

大豆食品摂取量と前立腺がん死亡が関連する理由
大豆食品の摂取量が前立腺がんによる死亡リスクと関連することが、日本人対象の研究から明らかになった。国立がん研究センターなどによる多目的コホート研究(JPHC研究)によるもので、詳細は「International Journal of Epidemiology」9月23日オンライン版に掲載された。

新型コロナ、O型の人は感染しにくく、かかっても重症化しにくい?
血液型が、新型コロナウイルスの感染リスクや感染した場合の重症化リスクに影響を与える可能性を示唆する2件の研究結果が、「Blood Advances」10月27日号に掲載された。これらの研究から、O型の人は新型コロナウイルスに感染しにくく、感染した場合も重症化しにくいことが示されたという。

早寝早起きが糖尿病患者に良い理由
「早寝早起きは健康に良い」と古くから言われている。それを裏付ける科学的エビデンスが得られた。遅く寝て遅く起きる人よりも、早寝早起きの人の方が日常の身体活動量が多いという。血糖や体重の管理に身体活動が欠かせない糖尿病患者にとって、この知見の意味は小さくない。

胃薬が糖尿病の発症リスクを高める?
日本を含め世界各国で広く使われているプロトンポンプ阻害薬(PPI)という胃酸分泌抑制薬が、2型糖尿病のリスクを高めているかもしれない。その可能性を示唆する研究結果が報告された。米国人20万人以上を長期間追跡したデータを解析したところ、PPI服用者の2型糖尿病発症率が有意に高かったという。研究の詳細は、「Gut」9月28日オンライン版に掲載された。

インフルエンザとCOVID-19は脳梗塞リスクを高める?
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックと重複が懸念されている。これに加えて、脳梗塞に対する注意が必要かもしれない。これら二つの感染症は、いずれも脳梗塞のリスクを高める可能性があるからだ。
