2024.4.6
京都はなぜ江戸時代になっても廃れなかったのか、千年の都を救った「1人の男」
江戸時代初期、幕府が江戸に開かれて政治の中心は江戸に移った。実権も財力もない天皇と公家が残っただけなのに、その後の京都は奈良のように寂れてはいかなかった。どうしてだろう?それはある商人が仕掛けた大規模インフラ整備で、「京都」が文化…
作家
くろだ・りょう/1961年、神奈川県生まれ。作家、江戸歩き案内人。大手新聞社で記者を16年務めるなど編集関係の仕事に携わったのち、東京に残る江戸の姿を探し出すおもしろさに目覚め作家となり、文章やガイドで江戸の痕跡・史跡を案内している。NPO法人「江戸城天守を再建する会」顧問。著書に『新発見!江戸城を歩く』(祥伝社)『日本百城下町 ゆったり街さんぽ』(笠間書院)など。
歩いて、探して、歴史を発掘する黒田涼|note
2024.4.6
江戸時代初期、幕府が江戸に開かれて政治の中心は江戸に移った。実権も財力もない天皇と公家が残っただけなのに、その後の京都は奈良のように寂れてはいかなかった。どうしてだろう?それはある商人が仕掛けた大規模インフラ整備で、「京都」が文化…
2024.3.20
小説や歌舞伎の演目などで知られる「伊達騒動」。「独眼竜」伊達政宗で知られる東北地方の名門・伊達家で起こった“お家騒動”だが、この背景をひもとくと意外なことに、日本が明治維新へと“突き進まざるを得なかった実情”が見えてくる。
2023.9.10
戦国時代の戦(いくさ)と聞いて、あなたはどんな攻防を思い浮かべるだろうか。日本刀で斬り合ったり、矢や銃を撃ち合ったりと、敵軍と「ドンパチ」やり合うのが一般的だと思っているかもしれない。もちろんそれも一理あるが、「水攻め」「兵糧攻め…
2023.9.9
「和気清麻呂」という奈良時代~平安時代に活躍した貴族をご存じだろうか。歴史ファン以外には「誰、この人?」と思われてしまうかもしれない。だが清麻呂は、現場監督として平安京の造都を実行するなど、土木官僚として高い実力を持っていた。それ…
2023.7.2
出雲国(現在の島根県)は多くの神話の舞台となった地域だ。中でも「ヤマタノオロチ神話」や、古代の神が他の土地を切り離して引き寄せ、出雲国の一部にしたという「国引き神話」は有名だ。これらを完全なフィクションだと思っている人は多いかもし…
2023.6.24
上杉謙信・武田信玄が刃を交えたとされる川中島合戦は、その戦いを巡る伝承の多くが「後付け」とされている。史料には両雄が一騎打ちしたという明確な証拠はなく、武田軍による奇襲作戦「キツツキ戦法」も実在したかは定かではない。本稿では、筆者…
2023.4.23
かつて「新皇」を名乗って勢力を拡大し、短期間ながら関東を支配した平将門。武士が台頭し始めたばかりの時代に、なぜ将門は関東を「スピード制圧」できたのか。筆者は今回、将門ゆかりの地である茨城県八千代町を訪れ、遺跡や歴史・地理を丹念に調…
2023.4.22
「仁徳天皇」の名前を聞いたことがある人は多いだろう。歴史の教科書にも載っている日本最大の古墳、大山古墳(大阪府堺市)に眠っているとされる人物だ。だが、その功績はあまり知られていない。近畿地方の歴史をひもとくと、実は仁徳天皇は「大阪…
2023.2.3
佐賀県には「徐福伝説」なるものが存在する。徐福とは、秦の始皇帝の命令で不老不死の仙薬を探しに行き、そのまま国外で王になったとされる人物だ。その徐福が、佐賀県を訪れていたというのである。時代背景を考えると、徐福が中国を発ったとされる…
2023.2.2
新政府軍と長岡藩による北越戦争は、日本史上最大規模の内戦・戊辰戦争の中でも特に苛烈な戦いだった。当時の長岡藩で軍事面の実権を握り、奮戦の末に亡くなったのが河井継之助だ。河井らの奮戦ぶりは司馬遼太郎の小説『峠』で描かれ、役所広司主演…
2022.10.23
武田信玄が造ったとされ、長く親しまれてきた「信玄堤」。だが実は、この堤防を信玄が造ったと言える根拠はかなりあやふやである。信玄が堤防を造った記録や設計図などは発見されていない。近年の研究では、壮大な治水システムを戦国時代に実現する…
2022.10.22
「越後の龍」「義の人」と呼ばれ、武に秀でて忠義に厚い武将だったとされる上杉謙信。だがその一方で、「利」を得る才覚にも恵まれ、交易を通じて莫大な利益を生み出していた「裏の顔」はあまり知られていない。謙信は越後の中心部ではなく、あえて…
2022.9.16
織田信長に「豪快で型破り」「戦の天才」といった印象を持つ歴史ファンは多いだろう。だが実は、信長は一代で成り上がり、天下統一に近づいたわけではない。祖父・信定の時代、織田家の領地は“尾張の端っこ”だった。信定はそこから津島という要地…
2022.9.15
2021年のNHK大河ドラマの主役、そして24年には新一万円札の顔となる大実業家・渋沢栄一。近年知名度が上がっているが、彼の出身地をご存じだろうか?渋沢が生まれ育ったのは、現在の埼玉県深谷市。その市街地から遠く離れた血洗島という農村である…
2022.8.14
家康の関東移封は、事実上の「左遷」だったのではないかとよくいわれる。しかし、実のところ、家康が任された江戸という土地は非常に将来有望な場所だった。そんな家康が関東で推し進めたのが、治水と新田開発だ。家康が始めた「大改造」によって、…
2022.8.13
歴史ファンからも根強い人気を誇る伊達政宗。勇敢な戦国武将としてのイメージが強い政宗だが、悲願だった「百万石」の領土獲得を戦国時代に成し遂げることはできなかった。しかし、その後の半生で与えられた領土を地道に改革。見事、「百万石」を達…
2022.6.11
「城は攻められたら終わり」の発想で、優れた多重防衛システムを築き上げた江戸城。今回は、その城郭としての強みについて見ていこう。一方で、鉄壁の守りを固めていたはずの江戸城は、なぜいとも簡単に降伏したのか。その背景についてもひもといて…
2022.5.8
前回の記事で、「城は攻められたら落ちる」の発想のもと、川や山地といった地形も活用し「多重防御都市」を造り上げた江戸の防衛システムのすごみについて解説した。今回はもう少し視野を狭めて、防衛の観点で緻密に設計された江戸という街を見てい…
2022.4.18
歴史好きの間で近年、戦国大名である三好長慶の注目度が高まっている。研究の進展により、織田信長ではなく、長慶こそが「最初の天下人」だったと言われているのだ。そんな長慶が天下を取ることができた要因を、彼が築いた城から見て取ることができ…
2022.3.12
長きにわたって続いた徳川幕府の拠点となったのが江戸城だ。実は、江戸城の防衛戦略は、それまでの城とは一線を画している。将軍・徳川家康は、敵も“はなから攻めようとは思わなくなる”類を見ない防衛システムを江戸に築き上げたのだ。江戸の防衛…
アクセスランキング
【笑ってはいけない】お寺で起こった「笑いをこらえられない秀逸な光景」ベスト3
育ちがいい人が、帰宅後すぐにしないこと
会社で手土産をもらったとき、「感じのいい人」はとっさに何をする?
テスラが「地獄のような暴落」から急上昇!株価が10日で乱高下した3つの理由
定年退職する人も、定年前に会社を辞める人も知っておきたい「退職にまつわるお金の話」
育ちがいい人が、帰宅後すぐにしないこと
「いなば食品祭り」明日は我が身?社員のリークが止まらない“ダダ漏れ企業”の教訓
会社で手土産をもらったとき、「感じのいい人」はとっさに何をする?
【独自】プッチンプリン出荷停止の「主犯」はデロイト!グリコのシステム刷新で1年遅延の末に障害発生“ボロボロ案件”の実態
【マンガ】「竹下通りにゴザを敷いて…」DMM亀山会長、最初は露天商だった!
「ちゅ~るちゅ~るはもう歌えない!」愛猫家が吐露、いなば食品への落胆と憤りはかくも深い
天ぷらを食べるとき、育ちがいい人がしないこと
【独自】プッチンプリン出荷停止の「主犯」はデロイト!グリコのシステム刷新で1年遅延の末に障害発生“ボロボロ案件”の実態
おにぎりを食べるとき、育ちがいい人は決してしないこと
育ちがいい人が、帰宅後すぐにしないこと
【独自】プッチンプリン出荷停止の「主犯」はデロイト!グリコのシステム刷新で1年遅延の末に障害発生“ボロボロ案件”の実態
子どもが「習い事をやめたい」→引き留めた方がいいケース、やめさせた方がいいケースの明確な違い
ヤマトや佐川が本当に恐れる物流「2030年問題」とは?“繁盛貧乏”から脱出する真の解決策
「半導体業界に強い」大学ランキング!偏差値は低くても就職有利?2位電通大、1位はあの理系大
「金銭感覚が狂った子」の親に共通する、絶対やってはいけない3つの行動《Editors' Picks》