ダニエル・ゴールマン
「どんな仕事をしているんですか?」→NASA清掃担当者の答えに「仕事のモチベ爆上がり」のヒントがあった!
社長の言うことにまったく共感できない労働者でも、自分の仕事に意義を見出すことはできる。そこで重要なのは、自分が生きる目的を明確に把握することだ。第二次大戦中、ナチスの強制収容所生活を生き抜いたユダヤ人心理学者で、世界的ベストセラー『夜と霧』の著者であるヴィクトール・フランクルの言葉は、すべてのビジネスパーソンに希望を与えるはずだ。※本稿は、ダニエル・ゴールマン著、ケアリー・チャーニス著、櫻井祐子訳『ゾーンに入る EQが導く最高パフォーマンス』(日本経済新聞出版)の一部を抜粋・編集したものです。

グーグル社内調査で判明した、「優秀なチーム」と「優秀でないチーム」を分けるたった1つのこと
自分で生み出したアイデアは人に渡したくない。社内にそんな考えがはびこっていたなら、どんなに優秀なメンバーが集まっても成果は上がらない。お互いが心を開いて協力し合えるチームは、どうやって作られていくのか。※本稿は、ダニエル・ゴールマン著、ケアリー・チャーニス著、櫻井祐子訳『ゾーンに入る EQが導く最高パフォーマンス』(日本経済新聞出版)の一部を抜粋・編集したものです。

ナイキ研究者がスニーカーの「有毒な接着剤」廃止を求めて相談した意外な人物とは?
自社のスニーカーから毒性物質を取り除きたい。そう決意したナイキの研究者が働きかけたのは、経営幹部や上司ではなく、デザイナーたちだった。また、イギリスとの独立戦争に臨んだアメリカ建国の父、ベンジャミン・フランクリンは、援助を求めてフランスに渡ったとき、足繁く通った先は上流階級の御婦人方だった。これらのエピソードから見える、人々に影響を与え動かし、自分の目的を達成するための技術とは。※本稿は、ダニエル・ゴールマン著、ケアリー・チャーニス著、櫻井祐子訳『ゾーンに入る EQが導く最高パフォーマンス』(日本経済新聞出版)の一部を抜粋・編集したものです。

【特別対談後編:元ラグビー日本代表廣瀬俊朗×SEL第一人者下向依梨】「ええ感じ」の雰囲気の教育現場を目指して
「なんかええ感じ」の雰囲気を作る方法とは?ーー元ラグビー日本代表キャプテンで『相談される力』を上梓した廣瀬俊朗氏、SEL(社会性と感情の学習)の専門家で、『21世紀の教育』(ダイヤモンド社)では解説を執筆した下向依梨氏による特別対談の後編。

【特別対談前編:元ラグビー日本代表廣瀬俊朗×SEL第一人者下向依梨】「自分をさらけ出すこと」が他者へ寄り添う第一歩となる
大きな社会変化をむかえる中、未来に向けてどのような教育が必要なのかーー元ラグビー日本代表キャプテンで『相談される力』を上梓した廣瀬俊朗氏、SEL(社会性と感情の学習)の専門家で、『21世紀の教育』(ダイヤモンド社)では解説を執筆した下向依梨氏による特別対談の前編。

【『学習する組織』ピーター・センゲが語る】システム思考は6歳の子どもから使いこなせることの証明
学習する組織の世界的権威として知られるピーター・センゲは、近年、繰り返し使う動画があるという。6歳の子どもたちがシステム思考を見事に使いこなして問題に取り組む様子をうかがうことができる。

EQ提唱者ダニエル・ゴールマンが未来のために、いま伝えておきたいこと
EQの提唱者として知られるダニエル・ゴールマンは、人新世と呼ばれるようになった現代こそ、なんとか伝えていかなければならないと考えていることがあるという。それは何か?

【『学習する組織』の権威が語る】システム思考の力は、子どもの自己効力感を伸ばす
学習する組織の世界的権威として知られるピーター・センゲは、長年、システム思考を教育に根付かせる活動に情熱を注いできた。「ビジネスや社会が変わっていくには、教育が変わっていくのが一番効果的」と考えているという。

【EQの提唱者が20年以上取り組むプログラムの驚くべき効果】「21世紀の教育」が目指す中核的能力
EQの提唱者として知られるダニエル・ゴールマンは、20年以上にわたってSELと呼ばれる社会性と感情の学習というプログラムに情熱を注いできた。科学的な調査から、このプログラムに取り組んだ子どもたちには、驚くべき進歩がみられたことがわかった。

EI(感情的知性)の第一人者ダニエル・ゴールマンが、EIを高めるための初歩的かつ実践的な方法を示す。カギとなるのは、自己評価と他者評価の差異を知ること、そして具体的な行動を通して訓練することだ。

マインドフルネスは広く活用されているが、それは決して万能ではない。先行研究で示された成果の中には、信憑性が低いものもある。とはいえ、正しく実践すれば、よい影響をもたらすことも事実である。本記事では、マインドフルネスによってもたらされる、4つの確かなメリットが示される。

心の知能(EI:Emotional Intelligence)に基づくリーダーシップを提唱するゴールマンとボヤツィスが、より簡素化された最新の枠組みを紹介する。共感やプラス思考ばかりに注力すると見落としがちな、EI特性がある。

「人生がすべてうまくいったら、10年後に何をしているか」。人の脳は、課題や反省点よりも、希望や目標を考える時に前向きな状態になるという。この原理をフィードバックやコーチングに生かす方法を、ゴールマンが提案する。

「EQ 心の知能指数」の概念を世に広めた心理学者、ダニエル・ゴールマンが集中力の強化法を紹介する。最高のパフォーマンスを発揮するためには、集中作業を4時間以上続けずに休息を取る必要がある。そして集中力を高めてくれるのが、瞑想法の1つとして人気を集める「マインドフルネス」だ。

リーダーに求められる能力はいくつもあるだろう。しかし、最も重要なある能力を欠けば、ほかのリーダーシップ能力にどれほど優れていても、人を牽引できないとゴールマンは主張する。それは、EQ(心の知性)をさらに発展させた「SQ」――社会性の知能指数である。

座禅や瞑想は、集中力を高める手法としてビジネスパーソンの間にも広く取り入れられている。『EQ こころの知能指数』の著者ゴールマンによれば、瞑想の効果は脳神経科学の観点から証明されているという。挫折や不安から立ち直る「再起力」を強化する瞑想法を紹介する。
生産者による食品偽装は後を絶たない。発覚はもしかすると氷山の一角なのでは、と疑心暗鬼になる人も少なくないだろう。しかし問題は偽装行為だけでなく、評価基準そのもののあり方であるとゴールマンは主張する。エコの透明性を示す基準が、信頼性や公平性を欠くものでは意味がないということだ。
エコの透明性を高める動きが進むなか、投資家たちもまたリスク回避のためにエコ推進企業を優遇するようになっているという。サステナビリティの取り組みに後れを取る企業は、評判の低下というリスクにさらされ、長期的な成長が危ぶまれるということだ。
本誌2013年4月号の特集「持続可能性」では、批判にさらされていたウォルマートがサステナビリティ活動に目覚め、エコ推進の旗手となるまでの経緯を報告している。ゴールマンは同社の取り組みを、「負の価値を明らかにして競争優位を確立する」ものと捉えている。この発想は近い将来、否応なくすべての製造業・小売り業に求められることになるかもしれない。
人々が環境負荷について真剣に考え始めたのは、比較的最近であるとゴールマンは言う。サステナビリティの取り組みで他をリードする企業でも、「エコの力」で市場を圧倒するまでには至っていない。つまり今なら、サステナビリティを先行優位にまで高めることができる。そのために必要となるのは、超長期的視野を持つリーダーであるとゴールマンは述べる。