
木原洋美
新型コロナウイルスの感染状況はなかなか終わり見えない。そんな中、救急車受け入れ件数日本トップで知られる湘南鎌倉総合病院(神奈川県鎌倉市)はこれまで通り、コロナだろうがなかろうが、「絶対に断らない」をモットーに患者を受け入れ続けている。その体制が維持できる仕組みや理由について、同院で院長代行を務める小林修三医師に取材した。

第10回
「レンズを変えても視力がでません。このままだと免許の更新ができないので、眼科で診てもらってください」…最近視力がかなり低下したと感じていたタダシさん(仮名・54歳)は普通車の免許更新を半年後に控えたある日、メガネのレンズ交換に行った店でそう言われ、さっそく近所の眼科クリニックを受診した。

潰瘍性大腸炎は、安倍晋三首相を2度にもわたって辞任に追い込んだ難病として全国的にも知名度の高い病気となった。潰瘍性大腸炎について、患者の現状や実際の治療法、注意点などについて、横浜市立大・肝胆膵消化器病学教室の中島淳主任教授に聞いた。

第9回
(あれ、耳がへんだぞ。どうなってんだ)。ヒトシさん(仮名・49歳)は動揺した。コロナ禍により、仕事はもっかリモートワークが中心。Zoomミーティングを終え、軽く雑談を交わしている最中だった。

第8回
「調子悪そうですね、何かあったんですか」。1年ぶりに顔を合わせた仕事関係者が心配そうに聞いてきた。ススムさん(仮名・56歳)はイベント制作会社の役員兼プロデューサーだ。たった2日間なのに1年分のエネルギーを使い切ったような面持ちで、ススムさんは答えた。

第30回
かつて肛門疾患に苦しむ女性たちは肛門科を受診するには、かなり心理的なハードルが高く、結果的に重症化してしまうことも多かった。そんな中、作家・遠藤周作氏の強い勧めもあり「日本初の女性肛門科専門医」となり、いまなお、そのパイオニアとして目の前の患者としっかり向き合う「心あたたかな医療」を追究し続ける山口トキコ医師(マリーゴールドクリニック院長)を紹介する。

成人後の喘息(ぜんそく)患者の約1割を占め、重症化しやすいアレルギーに「アスピリン喘息」という病気がある。この病気の問題点や見分け方、対応法について、谷口正実医師(湘南鎌倉総合病院 免疫・アレルギーセンター長)に聞いた。

第7回
ある朝、ケイスケさん(仮名・40歳)は布団の中でうなった。関節なのか筋肉なのか、よくわからないが頭も肩も背中も腰も、とにかく全身が痛かった。その日は大事な会議があるため、会社を休むわけにはいかない。起きたい、だが起きられない。

日本においては、薬はいつでもどこでも適切に使用されているはず…と思っている方は多いかもしれないが、実はそうでもないことを、国立病院機構栃木医療センター内科の駒ヶ嶺順平医師が明らかにした。なんと「内科入院の約10%は薬物有害事象が原因で、そのうち3分の2は回避可能であること」が分かった。その詳細な内容を駒ヶ嶺医師に聞いた。

第6回
敏腕広報マン・ユタカさん(仮名・55歳)の武器は、華麗なる人脈と軽快なフットワークだ。独身である上に、仕事関係者との会食代はかなりの金額まで接待費として認めてもらえる立場にあるため、ほぼ毎夜のように外食を続けている。実は10年ほど前から、もう1つの武器である「フットワーク」に支障が出るようになった。階段の上り下りや歩行時に、膝がひどく痛むのだ。

第5回
ある日、マサオさん(仮名・45歳)が帰宅すると、家の中がおかしな雰囲気になっていた。妻は妙によそよそしく、話しかけても単語でしか返してくれない。中学生の娘は口をきいてくれず、時折、まるでバイキンでも見るような冷たい視線を投げかけてくる。

初夏にかけて高齢者がかかりやすいのが、意外にも屋内での熱中症や放熱機能が失われて体温が上がる「うつ熱」だ。特にうつ熱は「原因不明の発熱」とされやすく、「腫瘍熱(癌が原因で起きる熱)」や感染症による発熱と間違われやすいので注意が必要だ。そこで、千葉大学附属病院総合診療科の生坂政臣教授に聞いた。

第29回
名医やトップドクターと呼ばれる医師、ゴッドハンド(神の手)を持つといわれる医師、患者から厚い信頼を寄せられる医師、その道を究めようとする医師を取材し、仕事ぶりや仕事哲学などを伝える。今回は第29回。2011年に2000人以上の被害者を出したアレルギー史上の大事件「(旧)茶のしずく事件」の原因物質を特定した医師としても知られ、食物アレルギーの診断・治療などアレルギー内科専門医としての道を追究する相模原病院(神奈川県)の福冨友馬医師を紹介する。

第4回
「じゃあ僕はちょっと失礼します」。同僚と昼食に出かけた後、ヒロユキさん(仮名・53歳)は必ず一人、姿を消す。トイレに行くのだ。「彼はさ、お腹が弱いんだよ」。なかなか戻ってこないのを心配する新入社員に対しては、古参の社員が説明してくれる。もう30年近くも続いている行動なので、誰も何とも思わない。

多くの人が経験する「腰と背中の痛み」。いわゆる、「腰痛」と呼ばれるものだが、まれに命に関わるような怖い、重大な病気のサインであることもあるようだ。そこで、千葉大学医学部付属病院・総合診療科の生坂政臣医師に、「様子を見てはいけない、腰や背中の痛み」について話を聞いた。

第28回
名医やトップドクターと呼ばれる医師、ゴッドハンド(神の手)を持つといわれる医師、患者から厚い信頼を寄せられる医師、その道を究めようとする医師を取材し、仕事ぶりや仕事哲学などを伝える。今回は第28回。世界初の試みとして、前立腺がんや前立腺肥大症の外科的手術のために起きる尿失禁を再生医療で治すことに取り組んできた中京病院病院長の後藤百万医師を紹介する。

中高年ならば、肩こりは誰もが経験したことのある体の不調。慢性的に悩んでいる人も多いだろう。多くの人は「大したことはない」と考えがちだが、中には命にかかわるような重大な病気のサインのようなケースもあるので、注意が必要だ。千葉大学医学部付属病院・総合診療科の生坂政臣医師に、「様子を見ていてはいけない心配な肩こり」について話を聞いた。

今や成人の2人に1人は何らかのアレルギー疾患を持っているといわれる日本。中でも花粉症は最もポピュラーなアレルギー疾患だが、実はこの10年ぐらいで増加し、社会問題になっているアレルギーがある。食物アレルギーだ。成人の食物アレルギーに詳しいアレルギー内科医の福冨友馬医師に聞いた。

第3回
パパって、睡眠時無呼吸症候群なんじゃないの」。中学生の愛娘に指摘され、ケンゾウさん(仮名:44歳)はドキッとした。きっかけは数日前に行われた某武道の全国大会でのことだ。

新型コロナウイルス感染症では、院内感染のニュースも多く報じられている。このため、医療機関への受診をなるべく控えたり、オンライン診療で代用しようとする動きがある。しかし、やむを得ない事情で通院する人も多い。その代表的な存在が透析患者である、総じて透析室は「3密」空間が多く、不安を抱えながら生命維持のために週3回の通院を余儀なくされる状態だ。
