毎年恒例の「CEATEC JAPAN」。今年は10月4日から7日までの4日間、「つながる社会、共創する未来」をテーマとする「CEATEC JAPAN 2016」が幕張メッセで開催される。従来から展示方法などを一新し、CPS(サイバー・フィジカル・システム)とIoT(モノのインターネット)の普及が「社会」「街」「家」の未来をどのように変えていくのかを体験できるテーマ型展示を中心としたのが今回の大きな特徴だ。その狙いや見どころなどについて、主催団体のひとつである一般社団法人情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)の片山泰祥専務理事に聞いた。

「社会」「街」「家」
テーマごとに「つながる社会」を体感

一般社団法人情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)の片山泰祥専務理事

「CEATEC JAPAN」は、電子機器の展示会として30年以上の歴史を誇った「エレクトロニクスショー」と、情報・通信技術の展示会である「COM JAPAN」が統合して2000年に第1回を開催。今年で17回目を迎える。

 日本を代表する最先端IT・エレクトロニクス総合展としてすっかり定着したが、今回はCPSおよびIoTの急速な発展と普及を踏まえて、コンセプトや展示方式などを一新。「つながる社会、共創する未来」をテーマとし、CPS/IoTで変わる未来の社会が技術を体験できるテーマ型展示を中心とした会場構成となる。

「従来の「CEATEC JAPAN」では、出展企業のブースを、ITやエレクトロニクスといった分野ごと、用途ごと、技術ごとなどにまとめていましたが、今回は技術やデバイスなどの"モノ"ではなく、CPS/IoTが世の中をどう変えていくのかという“コト”にフォーカスする展示方法に変更しました。会場の約半分を使って「社会エリア」「街エリア」「家エリア」というテーマ別エリアを設け、CPS/IoTによってこれまでの産業や暮らしがどのように変わっていくのかを、具体的なカタチで示します。要素技術の個別展示にとどまらず、CPS/IoTが創り出す未来像を総合的に体験できる展示となります」と片山氏は説明する。

「社会エリア」では、公共インフラや交通システム、災害対策、エネルギー制御、環境モニタリングなど、安心・安全・快適な社会を構築するためのCPS/IoTソリューションを提案。

 また「街エリア」では、過ごしやすい都市や住みやすい街、快適空間構築のための効率的な環境整備などについて提案。さらには、ネット通販などEC(電子商取引)の普及に伴う未来の配送サービス、フィンテックの発展とともに注目される新しい金融サービスなども体験できる。

 人々の暮らしにフォーカスする「家エリア」では、生活シーンにおける身の回りのモノを中心に、エンターテインメント、エネルギーシステム、健康管理など、これからの豊かで快適な暮らしを提案する展示が盛りだくさんに用意される予定だ。

今年の「CEATEC JAPAN」では、展示会場の構成を一新。従来の分野別ではなく、テーマ別に分かれた展示内容で実社会への展開例を見ることができる  拡大画像表示