IT嫌いでもできる!
手間のかからないHPはこうつくる

「準備の準備期間」に、遊び半分でOKなので、HPを作成しておくと、いざ起農したときに、すぐにHPを立ち上げられます。

 こんなデザインがいいな、こんなアイテムを販売したいなと、いろいろ妄想をしておくと、いざやるときのシミュレーションにもなりますし、「小さい農」で本当にやりたいことが具体的になってくるから不思議なものです。だまされたと思って、遊びながらつくってみてください。

 HPを持つとなると、以前は高価なソフトを購入しなければならず、HTMLやCSSといったプログラミング言語の知識も必要だったのですが、最近では、安価でしかも簡単(直感的)に、ネットショップを作成できるようになりました。

 そんなWeb制作サービスでおすすめなのが次の2つです。
“誰でも簡単、無料で作るあなただけのホームページ”とトップページにある「WIX」(http://ja.wix.com/)と、“驚くほど簡単にホームページがつくれる”とある「JIMDO」(http://jp.jimdo.com/)です。

 実際にHPで商品を販売しようとする場合は、有料プラン(月々1000円ぐらい)を断然おすすめしますが(無料版だと広告が入ったり、販売点数に限りがあったりします)、起農前の準備期間に金銭的負担のない無料バージョンで慣れておいて、実際に起農したときに有料版にするというのがスムーズな運営につながります。

ブログはなぜ、重宝するのか?

 準備段階でなにより効果的なのがブログ(日記)です。
 アメーバブログやgooブログなどを使えば無料でできますし、少し抵抗があるなら、最初は「非公開設定」にもできます。

『農で1200万円!』の中で、野菜の栽培過程をオープンにすると信用につながる、と述べましたが、ブログはまさにその最有力ツールです。

 たとえば、「新規就農ダメダメ日記」と題して、「農地を借りるのがとても大変だ」など、その日の体験談をどんどんアップしていくのです。
 そうすると、開業前からあなたの応援団になってもらえる可能性が高まります。
 これは小さなことに見えますが、今後の経営上、非常に大きいことです。

 農産物は収穫するまでに時間がかかり、収穫したらどんどん価値が下がっていくものです。
 前もって栽培過程を公開しておけば、いざ販売となったときに、すぐに買ってもらえるかもしれません。

 また、ブログに書くことで、自分のポリシーや今後の計画などもまとまってきます。