長生きできる
3つの環境要因とは…
10月29日、NHKスペシャル「あなたもなれる“健康長寿”徹底解明100歳の世界」で健康長寿をテーマとした「センチナリアン(百寿者)」の番組を興味深く視聴しました。「『遺伝子が100%同じ一卵性双生児と50%同じ二卵性双生児が何歳まで生きたか』を1世紀にわたって調べたデンマークでの研究」がベースでした。
その研究の結果、寿命の決定に遺伝的要因が関わる比率は25%にすぎないということがわかったのです。そうなると、残りの75%は生まれた後のそれぞれの環境要因ということになります。
その環境要因ですが、大きく3つのカテゴリーに分かれているそうです。1つ目の要因は「食べ物」。2つ目が「体を動かしているか」どうか。そして3つ目が「他人からの感謝を得ているか」ということです。
1つ目の「食べ物」に関してです。この番組で特に言及していたのは和食と地中海料理。青魚に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)、えごまなどに含まれる痺潟mレン酸(オメガ3脂肪酸)、あるいはオリーブオイルに含まれるオレイン酸(オメガ9脂肪酸)などをしっかりと摂取することが大事なようです。
2つ目の「体を動かすこと」ですが、これは運動だけを指しているわけではありません。年を取ってからも体を動かすことが大事で、家に引きこもらずに外に出る。働くことが大切で、65歳定年でそのまま引退してしまうよりも、100歳になっても何かやることがあるという状態をキープすることが健康長寿には大切だそうです。長く働き続けることは、体にいいことなのです。
最後に「感謝されること」。仕事で感謝されることが一番ですが、仕事以外でもボランティア活動や、家族を大切にして感謝されるなど、様々です。何であれ、他人から感謝されるように行動していると、幸せな気分になり、それが健康につながることが科学的に立証されているそうです。