(II)具体的摂取法(食事&補助食品)

 必須栄養素5つを必ず摂取できる食材の組み合わせを実現する。無理をせず補助食品も上手く利用する。

<食事の摂り方>

 食事は、できたらご飯と大豆製品(味噌、納豆、豆腐、豆乳など)をセットで摂取していただきたいと思います。これが糖質と蛋白質の無駄のない摂取法です。心身のアミノ酸バランスも精神系に優位で非常に良いです。しかし量の問題があると思いますので、最低でも3食中2食は摂取できるようにしたいところです。(ご飯がないならパンや麺類で代替可能)

 さらにできればあと一品、動物性蛋白質(肉類、魚類、乳製品、卵製品)が摂れれば脂質のバランスも安定してきます。さらに免疫強化食材として発酵食品や茸類で補強してください。もしそれが難しければ、味噌おにぎり、おかかのおにぎり、味噌ラーメンなどもよいと思います。他に梅干、にんにく、ラッキョウ、ノリなどの保存食も重要です。

① ご飯+味噌汁(もしくは、納豆や豆腐)…1日2回以上(可能なら)
② ①+動物性蛋白質(肉か魚か卵か乳製品)…1日1回以上
③ ②+梅干、にんにく、ラッキョウ、漬物等…1日1回以上
④ ②+果物(バナナ、キウイ、アーモンドなど)…1日1回以上

*嚥下が悪い方、熱発していて食事が取れない方、子どもさんで食事にムラがあり極度に食時が摂れていない方は。食事としては、温まり水分も一緒に摂取できるお粥や雑炊などが望ましい。

*心を配慮すると甘いもの、温かいもの、柔らかいもの

*食物アレルギーのある方に対する配慮

*薬との飲み合わせの注意

*基本はご飯食のアレンジが重要。ご飯、おかゆ、おじや、おにぎり、いなり寿司(酢、醤油、砂糖が入る)

<補助食品の補給について>

 総合栄養補助が可能な食品には、医療用にも使われているエンシュアリキッドやテルミールなどや他に市販されているカロリーメイト(固形・液状)などがあります。これらは現在、生産工場が被災などして欠品しているものが多いかもしれません。

 栄養素別の個々の栄養補給には、粉末もしくは粒状のサプリメントを利用します。サプリメントを補給するためには優先順位が必要です。まず補給していただきたいのが、ビタミンとミネラルで、摂取量を守って満遍なく補給することが重要です。

 サプリメントとしては、絶対的にマルチビタミン・ミネラルのサプリメントが必要です。

①マルチビタミン・ミネラル+Bコンプレックス+Cを朝夕の2回に分けて摂取を

*マルチビタミンは、できればA(βカロテン)、B1、2、3、6、12、葉酸、パントテン酸、ビオチン、C、D、E、Kの13種類、(Bコンプレックスは下線の8種類)

*マルチミネラルは、カルシウム、カリウム、鉄、亜鉛、銅、ヨウ素、マグネシウム、クロム、セレン、モリブデンなど約10種類前後

*BコンプレックスやCがなければマルチビタミン・ミネラルを1日2回に分けて摂取

*摂取量は記載量を厳守