チョコレートの原材料はカカオです。カカオの生産国では、児童労働の問題がいまだ解決していないという現状があります。2001年10月、米国議員とチョコレート製造者業者協会が、児童労働をなくすことを目的とした「ハーキン・エンゲル議定書」を締結しました。児童労働がないフェアトレード商品なども増えてはいますが、まだまだ充分ではないようです※。

 ※出典:「チョコレートと児童労働」特定非営利活動法人ACE(エース)公式サイト

「他人が作ったイベント」に踊らされ
「とりあえずやる」日本人

 アイブリッジ社の「リサーチプラス」によれば、バレンタインデー前の女性の心境について、

 1位「昔ほどテンション上がらないな。」(21.5%)
 2位「面倒くさい季節が来た。煩わしい季節が来た。」(11.6%)
 が上位に来ています。(2014年1月20〜21日調査、全国の20〜39歳の未婚の女性1000名)

 そもそも、「贈り物」というのは、受け取る相手が喜んでくれるのが本来の目的です。受け取る相手が全員、チョコレートが好きとは限らないでしょう。職場での義理チョコを受け取れば、男性としては、ホワイトデーに、受け取った金額相当もしくは何倍もの「“お返し”を強要された」といえなくもありません。

 海外と比較しても違和感があり、カカオという自然の作物から作るため、一気に生産量を増やすのにも無理が生じる。児童労働などの倫理的な問題もあり、相手が第一という「おもてなし」や「サービス」の面から考えても、ベストとは言いづらいのが実態です。一歩間違えば女性から男性へのセクシャルハラスメントにもなりかねない?

 そんなバレンタインデーが、なぜ日本では毎年続いているのでしょうか。日本での始まりには諸説ありますが、昭和11年2月12日、神戸にある製菓会社が外国人向け英字新聞に広告を打ったのが始まりとも言われています。

 日本人のイベントは、「意味がわからないけどとりあえずやる」というものが多いと感じます。そして、それは「よくわからないけど、とりあえず暗記しておけば点がとれる」という教育も一因ではないでしょうか。悪くいえば「思考停止」。なんでも鵜呑みにする。「とりあえず」入った会社で「とりあえず」給料がもらえるから「とりあえず」惰性で働く。