賃貸のメリットは「フレキシビリティ」
購入のメリットは「老後の安心」

 まず、賃貸と購入のそれぞれのメリットとデメリットを見てみよう。

 表にそれぞれのメリットとデメリットを列挙したが、ひと言でいうなら賃貸のメリットは「フレキシビリティ」で、購入のメリットは「老後の安心」だ。

 たとえば賃貸なら、子どもが大きくなったら広い物件を借り、巣立ったら夫婦二人で住むスペースに住み替えをするといったことが「購入」に比べやりやすい。また、地震や災害で建物に損害があっても修繕するのは大家さんなので、借り手は原状回復に多額の費用を捻出する必要はなく、引っ越しすることで住まいは確保できる。

 長年賃貸生活を送っている知人は「風呂釜やガスレンジは10年くらいで不具合が出るけど、修理や交換の費用は大家さんが出してくれるからありがたい」とよく言っている。確かにその通り。わが家は17年前に自宅を新築したが、ガスレンジや換気扇はすでに2回交換しているし、そろそろ外壁の補修も考えないといけない。購入するとメンテナンス費用は、バカにならない金額がかかることを念頭に置きたい。固定資産税も年金生活になったら負担に感じるだろうと予想している。