働き盛りの30代は、仕事にも役立つような投資のしかたを

朝倉 実は私は、20~30年後を見据えた資産形成のためには、国内の株式や債券はポートフォリオに組み入れなくていいと考えています。これは、私たちの将来の生活を支える公的年金や企業年金、保険、預貯金などの多くが国内資産に依存しているからです。

 本質的に「自分のお金」と考えられるお金をトータルでとらえると、自分の裁量で運用できるお金まで国内資産に投資しなくてもいい、むしろ積極的に海外資産に振り向けることを検討したほうがいいと思っています。

 しかし、初めて投資にチャレンジする人であれば、まずわかりやすいところから始めるというのはいいかもしれませんね。例えば商社に勤めていてブラジルや中国を担当している人なら、そういった国への投資から始めてもいいと思います。

深田 確かに、情報が取りやすく、興味が持てるところから始めるのがコツですね。30代のビジネスパーソンは働き盛りで忙しいはずですから、仕事をしながらでも常に情報が目に入るというのが理想だと思います。投資を通じて為替や債券、株価などの値動きと経済の関係が体感できれば、仕事にも役立っていくはずですし、さらに興味も増していくでしょう。   
 


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