では “売れ続ける営業マン”と“一発屋で終わる営業マン”の差はなんだろうか?
修理依頼は
メール1通送って終わり
私が見てきた“一発屋”の住宅営業マンの例をお話しよう。
営業センス抜群ですぐに結果を出した後輩営業マンがいた。彼は入居したお客様からクレームの連絡をもらった際、電話では愛想よく対応するものの、実際は修理依頼メールをメンテナンス部門のスタッフに1通送って終わりということを繰り返してきた。
いわゆる「釣った魚に餌をやらない」といった対応をしてしまう。これでクレームをこじらせ問題を大きくたことも少なくなかった。
さらに問題なのは、メンテナンス部門のスタッフとの関係だった。毎回メール1通で「至急よろしく!」と丸投げし、お礼もしない。
ただし、文句だけはつけてくる。もし自分がメンテナンスのスタッフだったらどう感じるだろうか?どんな心優しいスタッフでもカチンとくるものだ。絶対に積極的に協力しようなどとは思わないだろう。
事実、こういった行為を繰り返しているうちに、彼はどんどん社内に敵を増やしていった。
結局、さまざまなところから足元をすくわれ沈没した。彼はその後二度と浮上することなく、ひっそりと会社を去って行った。