ワールドシリーズ出場は
さらに減って11人、優勝経験は7人

 ポストシーズンを勝ち抜いて、ワールドシリーズ出場を果たした選手になると、さらに減って11人になる。新庄、松井秀(2回)、田口(2回)、井口、松坂、岡島、松井稼、岩村、上原、田澤、青木。このうちワールドシリーズ制覇を経験しているのは井口、田口、松坂、岡島、松井秀、上原、田澤の7人だ。

 MLBでの実績で群を抜いているのはイチローだが、マリナーズというあまり強くないチームにいた期間が長かったせいで、ポストシーズン出場はヤンキース時代と合わせて2回にとどまり、ワールドシリーズ出場は果たせていない。

 ワールドシリーズでの日本人選手の活躍といえば、やはり松井秀だ。2009年のワールドシリーズでヤンキースはフィリーズと対戦。このシリーズで松井秀は13打数8安打の打率6割1分5厘、3本塁打、8打点と打ちまくり世界一に貢献。日本人初のシリーズMVPに輝いた。

 2013年のワールドシリーズでの上原の活躍も印象深い。レッドソックスとフィリーズの対決は第6戦まで行ったが、レッドソックスのクローザーを務めた上原は5試合に登板。第6戦も最後を締めて日本人初の胴上げ投手になった。2005年のワールドシリーズでは井口が優勝に貢献した。このシリーズはホワイトソックスがアストロズをスイープ(4戦全勝)で破ったが井口はこの4戦すべてに出場したのだから立派だ。井口は今季限りでの引退を表明したが、それを受けてホワイトソックスは井口を招き、9月末にシカゴで引退セレモニーが行われた。井口が残した功績の大きさがわかる。

 ヤンキース・田中、ドジャース・ダルビッシュと前田は、こうした先輩たちの栄光に迫ることができるだろうか。リーグ優勝決定シリーズからワールドシリーズへと続く今後のMLBから目が離せなくなってきた。

(スポーツライター 相沢光一)