横綱“稀勢の里”を生んだ
「五黄」に必要な○○の存在

 スポーツの世界でも、礼儀や節度、ストイックさ、そのすべてが厳しさの一級品と呼べる「角界」。その世界に、まったくの経験もなく15歳で飛び込んだのが稀勢の里です。

 稀勢の里の師匠は元横綱・隆の里。(故・先々代鳴戸親方)角界でも特に厳しい師匠だったとされ、様々な“禁止”を弟子たちに強いてきたとされます。

 花道で悔しがったり、喜んだりするのはもちろん禁止。インタビューでの笑みも禁止。スポーツ新聞などには必ず目を通し、弟子のコメントもチェックするなどの徹底ぶりとのこと。とにかく相撲に対してストイックだった師匠ですが、「9code」(ナインコード)の見地からすると、この師匠がいたからこそ、稀勢の里は横綱になれたと断言できるのです。

 それはなぜか?

「ガイアの五黄」には、人生を豊かにする(成功に導く)ために、ある要素が必要になることを覚えていますか?

 ここまで連載を読んでくださった方ならば、ピンときた方も多いでしょう。

 そうです!
「ガイアの五黄」は“人生の師匠”と呼べる人物がいることが大切なのです。

「ガイアの五黄」は他の人のアドバイスや援助がきっかけで人生を繁栄させるタイプ。
 だからこそ、人生の師匠は必須なのです。
 人生の師匠から、教養と精神の両面において継続的な修養を行っていくことで、「ガイアの五黄」は大成します。

 稀勢の里も同じです。
 厳しくもストイックな師匠がいて、その師匠のイズムを見事に守り抜いて、自身の相撲人生に反映させていたからこそ横綱になれたのです。
 師匠の教えなしでは、おそらく、横綱「稀勢の里」は誕生しなかったでしょう。