31度目の正直
「山の八白」での命題
イノベーションを全うした稀勢の里

 稀勢の里が横綱に昇進し、晴れの日を迎えたとき。稀勢の里のバイオリズムは【陰3年】であり、「八白の部屋」にいました(本書に、生年月日さえわかれば、誰でも2034年までのバイオリズムがわかる図表を掲載中)。

「八白の部屋」に課された命題。そのひとつが“イノベーション”です。
 そういった意味でも稀勢の里は「19年ぶりの日本人横綱」という、角界において、大きなイノベーションをもたらしたと言えましょう。

 そして何より、2012年に大関になってから31場所と、「ガイアの五黄」としての気質を大いに生かし、忍耐に忍耐を重ねて、愚直に師の教えを守ってきたからこそ、横綱としての今があるのでしょう。

 もし、あなたも「ガイアの五黄」なら、稀勢の里の生き方は、とても参考になるはずです。これからの彼の活躍がますます楽しみですね!

中野 博(Hiroshi Nakano)
信和義塾大學校創設者兼塾長、経営コンサルタント。早稲田大学商学部卒業。
ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院ブランディング実践講座エグゼグティブコースを修める。ハーバードビジネススクールでは経営学を学ぶ(いずれも短期集中型の経営者クラス)。1992年、地球サミットに国連認定ジャーナリストとして参加したことを契機に環境ジャーナリストとして活動。1997年の地球温暖化防止京都会議を機に、株式会社エコライフ研究所設立。環境ジャーナリストとしての取材・分析力と経営コンサルタントとしての提案力をベースに、800社以上を環境ビジネスに参入させ成果を挙げる。その傍ら、住宅、環境を軸にした本を多数出版(本書が30冊目)。講演依頼も多く、国内外で2000回以上の実績。2005年、教育研修会社の株式会社ゴクーを設立。1万人のサンプリングを体系化した『9code(ナインコード)』をもとに、信和義塾大學校で指導にあたるほか、企業や各種組織で『9code』を利用したコンサルティングや人材活用研修も多い。現在、信和義塾大學校は、世界6か国20都市以上にあり、塾生は700名超。