謎3 解答方法の謎
さて、東大入試で1番の謎はこれです。「解答方法の謎」。
何かと言うと、東大の入試問題は毎回「解答欄(イ)〜(ニ)」と書かれた、マス目のみが書かれた原稿用紙のような解答用紙が配られます。
多くの科目で、これを使用します。
そこに解答欄を自分で作って回答しないとならないんです。
例えば「問1」という問題であれば「冒頭に(1)と書いて解答を記しなさい」といった指示があり、この問題を、「3行以内で答えなさい」などの指示があるのです。
1行が30文字なので、普通であれば、
「(1)アメリカではこの時〜」
といった具合に、改行して解答欄を作りますよね?(1)と書くと、1文字書けるスペースが減ってしまいますからね。
しかし、ここからが謎。
こうやって全ての問題で改行して書くと、解答欄が足りなくなるのです!
行数が限られているので、全ての問題で今のように改行すると、解答欄をはみ出してしまう科目があるんです。
そして例によって、ここに関しても予備校が割れていまして、
「(1)アメリカではこの時〜」
というように『改行しないで解答しないと減点!』という模試も存在しているんです!
毎年、この解答方法で模試で減点される学生が多数存在しているのです......。
いかがでしょうか?
こうしたいくつもの謎を乗り越えて、東大受験者は今年も東大に挑みます。
これらの謎が明らかになる日は来るのでしょうか……。