大パワーのGT-Rを氷上で試す Photo by Kenji Momota

 持ち込まれたのは、マーチ、ノートe-POWER、ジューク、セレナ、X-TRAIL、スカイライン、フェアレディZ、GT-R、そしてリーフという国内向け主要モデルだ。

 筆者は最初、氷上試乗から始めた。

 この日は日本海側に寒気が訪れており、車載の外気温計はマイナス11度を示す厳しい気象状況だ。

 まず直線路、ヘアピン、S字コーナーなどを想定した外周路を、X-TRAILで走る。「インテリジェント4×4」のAUTOモードでは、前後車軸への駆動力配分を電子制御し、氷上でも「操る楽しさ」を実感した。

 次のGT-Rも四駆だが、さすがに氷上でダイナミックに走るには度胸がいる。S字コーナーでフルカウンターでのドリフト走行を楽しんだ。

ジューク 16GT Fourは氷上でもコントロールが楽で思い切った走りが可能だった Photo by Kenji Momota

 続くノートe-POWERはFF(前輪駆動車)だが、車重が軽いこともあり氷上でも扱いやすい。だが注目のe-ペダルは、正直なところ氷上ではその良さは“微小”といった印象だ。なぜならば、アクセルをオフにした時、モーターへの回生はかかるが、リーフのように後輪を含めた四輪へのブレーキ制御はかからないからだ。

 さらに、ジューク16GT FOUR、リーフ、スカイラインのそれぞれを、定常円旋回や8の字、スラロームなどで試した。リーフでは、e-ペダルのスイッチがオンとオフの両方の状況で走ったが、オンの状態での操縦安定性は確かに上がる。ただし、各車が走行した後の氷上はツルツル状態になっていたため、e-ペダルの“本当の良さ”は、この時点では感じ取ることはできなかった。