「勉強で頑張ったこと」は、ゼミでの研究テーマを答えるのが普通だが、そうでなければ自分が最も得意な科目を答えればいいし、あるいは自分が気に入ったテーマがあれば、それを答えてもいい。

 重要なのは、面接官が質問するのは、自分が選んだテーマについてだということだ。つまり、聞かれる内容があらかじめ分かっているので、準備ができるのだ。どこが出題されるか分からない入学試験などと違って、非常に対策が取りやすいわけだ。

いかに成長したかを
述べなければ意味がない

 企業が「勉強以外で頑張ったこと」を聞く目的は、努力家であることを確認するとともに、それによっていかに成長したかを知るためだ。

 極端なことを言えば、「好きな異性とつきあうため、さまざまな工夫や苦労をした」ということでさえ、「他人に話しかけることが苦手だった私ですが、勇気を持って告白したことで、他人に話しかけることが苦手ではなくなりました」と言い、成長が示せるならば、「何もしなかった」より遥かに高得点が得られる。

「君が大学時代に何も成長していないならば、君を採用するより、給料が安い高卒を採用した方が我が社のためだ」「いえ。私はこういう努力や工夫をし、苦難を乗り越えてきたことで、このように成長しました。したがって、多少は給料が高いとしても、4年前の私を雇うより御社のお役に立てると思います」というやりとりを面接官と交わすつもりで頑張ろう。

 本音を言えば、多くの学生にとって、学生時代一番頑張ったことは就活であり、それが一番学生を成長させるのであるが、そう答えるわけにもいかないので、しっかりと考えて臨もう。