AIの本当の凄さとは?
私は、これはもはや「特化した分野でのシンギュラリティ」だと思うのですが、みなさんはどのようにお考えでしょうか。
いずれにしても、AIは飽きもせず、疲れもせずに、ヒトの2万年分の経験を自己分割によって経験することが可能です。
結果として、ヒトを凌駕する知識を手に入れられるのです。
AIの本当の凄さは、「努力の天才である」という点に尽きるのではないでしょうか。
この「AIの自己分割」のもとになっているディープラーニングをする「子どものAI」。
一方で、ヒトが一から教えて丸暗記させる「大人のAI」。
同じAIといえども、両者でどれほどの違いが出るのかは、第1回連載の中で「子どものAI」である「Google翻訳」と、「大人のAI」である別の翻訳サービス(X翻訳)に同じ英文を日本語に翻訳させて、まったく異なる結果になるケースを紹介しています。現在一番人気の第2回連載「近い将来、『税理士や翻訳家は失業』という予想は大間違い」と併せてお読みいただけたら、望外の喜びです。