給料体系→評価基準→給料直結

 こうした評価は、すべて公開されています。

 また、どの評価になったら賞与がいくらになるのかという計算方法も公開されていて、社員に自分で賞与を計算させています。

 自分で計算すると、評価がひとつ違っただけで賞与額が大きく変わることが実感できます。

 最近、社員には自分の賞与に加えて、上司の賞与も計算させています。
 上司がA評価を取ったときの賞与額は、自分がA評価を取ったときの賞与額の倍。
 その事実を知ると、社員は目の色が変わる。
 こちらが頑張れと言わなくても、勝手に頑張り始めます。

 いくらお尻をたたいても社員が本気にならないと嘆く社長は、お尻をたたく以前にやることがある。

 まず、給料体系をつくり、評価基準を明確にして、それが給料にどのように結びつくのかを本人に勉強させる。

 下手な激励メッセージより、そのほうがずっと効果があります。

 ぜひ、第1回連載にある、【あなたの会社の危険度ワースト「15の死角」】をチェックしながら、『数字は人格』をカラダ中の細胞に植えつけていただけたらと思います。