「今日の話は3つあります」「ポイントは3つあります」

 すでにご説明したように、まず最初に相手の興味・関心があるところを挙げて話します。こうすることで、聞き手はそのポイントに焦点を絞って聞く姿勢ができます。

 できれば、ポイントは3つ、多くても4つくらいまでにしておくといいでしょう。それ以上に数が増えてしまうと、聞く側の負担になってしまうからです。

 また、ポイントを挙げる際は、「ひとつにつき10秒以内」に言いきることを意識しましょう。ポイントをダラダラと話してしまっては、本末転倒です。

「ここまでの話をまとめますと……」「ポイントを整理しますと……」

 聞き手にわかりやすいよう、要所要所で話を整理し、まとめながら話しましょう。こうすることで、聞き手は内容の再確認ができ、話が頭に残りやすくなります。

「結論から申し上げますと……」

 先に結論を提示し、後から説明する形にして話を進めます。

「まず、結論から話す」ことは、論理的な話し方の基本中の基本だと思いますが、意外とできていないことが多いものです。改めて意識しておきましょう。

 まず結論を述べたうえで、その結論が導かれる根拠を示し、補足していくような話し方を心がけると、初心者でも格段に話しやすくなります。聞き手にとっても、もっとその話を聞きたくなる「スイッチ」が入りやすくなります。

 ポイントは「結論」→「根拠」の流れを意識することです。

具体的な数字やデータを入れる

 根拠を示す際、より論理的な印象を与えるために、数字やデータを入れ込むのもいいでしょう。日本人は一般的に、データを出してディスカッションすることがほとんどありません。ですから、数字やデータを入れるだけで、非常に説得力が出ることが多いのです。

 ブレイクしたお笑いタレントのブルゾンちえみさんのネタに「35億」というものがありましたが、これも言ってみれば数字のマジックです。

「大勢いる」と言われるよりも、「35億」と言われたほうが衝撃が大きいですよね。「世界中に男性は35億人もいるのか」と、こういう説得の仕方もあるのだと、お笑いネタながら感心したものです。