逆に、自分が発した言葉や示した態度でも、

「嫌な印象を与えていないだろうか」
「もしかしたら怒らせてしまったかもしれない」
「感じ悪くなかったかな」
「傷つけるような言い方しなかったかな」

 などと必要以上に気に病み、疲れてしまう。

 傷つきやすくて扱いに困る人は、こっちが気を遣って疲れるだけでなく、本人自身も気を遣いすぎて疲れてしまうのである。

 自分があまり傷つかないタイプの場合、ついはっきりものを言い、感受性の強い相手の気持ちをうっかり傷つけてしまいがちだ。相手が自分と同じような感受性の人であれば、何の問題もない言葉であっても、感受性が強すぎる人にとっては、心にグサッと突き刺さるきつい言葉だったりする。そして、

「ダメなヤツだ」「使えないヤツだ」

 と言われたように感じ、

「見捨てられるのではないか」「もう取り返しがつかない」

 などとパニックになったり、落ち込んだりする。

傷つきやすい人には
どう対処したらよいのか

「それくらいのことでいちいち傷ついていたら仕事にならないじゃないか」
「なにもそこまで落ち込む必要ないだろう…」

 傷つきやすくて困る人を前にして、こう思ってしまうのも理解できるが、目の前にいるのがまさにそういう人なのだから、その現実を受け入れるしかない。

「そんなんじゃダメだろう」といくら説教したところで、長年その性格で生きてきた相手が簡単に変わるものではない。うっかり変えようとすると、抵抗に遭い、思いがけない逆襲を受けることにもなりかねない。