近年、高齢者ドライバーによる交通事故が問題視される中、鳥取県警がこの検査機器を県内3ヵ所の運転免許センターに設置したほか、全国20の都道府県の教習所でも設置が予定されている。

有酸素運動に
認知トレーニングを加える

 認知症予防に関する療法や商品はいろいろあるため、日本認知症予防学会はその効果の有無を科学的に検証し、国民に周知していくという。

 今回は、そのなかでも信頼できるエビデンス(科学的根拠)が発表されている運動療法の「コグニサイズ」をお薦めしたい。

 コグニサイズとは、身体運動と認知トレーニング(しりとりや計算等の課題)を同時に行うことで体と脳の機能向上を期待する取り組みのこと。コグニッション(cognition,認知)とエクササイズ(exercise,運動)を組み合わせた造語で、「コグニステップ」「コグニダンス」「コグニウォーキング」「コグニバイク」等のバリエーションがある。

 例えば、コグニウォークの場合は、ウォーキング(視線は前方に、上半身を起こし、手をしっかり振る、腹筋を締めて、足はしっかり蹴り出し、かかとから足をおろす)をしながら、しりとりや計算、川柳をつくるなどをする。

 また、グループの場合は、3人1組で踏み台を右左と片足ずつ踏みながら、順番にしりとりをする。ただし、しりとりは2人前と1人前の単語を言ってから、自分の番の単語を続ける。

 1人目「いちご」→2人目「いちご、ごま」→3人目「いちご、ごま、まり」→1人目「ごま、まり、りす」→2人目「まり、りす、すいか」という感じだ。