片や、西日本ではどうか。産近甲龍(京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学)に、佛教大学や大阪経済大学、大阪工業大学を加え、福岡では、西福(西南学院大学、福岡大学)に福岡工業大学を含めて「西福+工」とする高校が増えているもようだ。

仮面浪人は3万人を突破か

 こうした急激な私大入試の難化は、これまでの受験指導の勘が通用しないため、「どこでもよいから“現役で”入れる有名大学に受かってほしい」という風潮が関係者の間では高まっている。

 だが、制度変更によって、これまで合格できたはずの大学に入学できない学生側からすれば、たまったものではない。

 受験コンサルティング会社の豊島継男事務所によれば、仮面浪人生の数は「16年度の2万4560人から18年度は2万8483人」となり、今後3万人に迫る勢いだ。

 しかも今後、入学定員の厳格化が進み、19年度には入学定員充足率が1.0倍にまで引き下げられるため、20年度の大学入試改革と相まって、学校や学生を大混乱に陥らせることになる。

 となれば偏差値だけではなく、大学の教育の中身を吟味し、卒業後の自身のキャリアパスを見据えた大学選びが重要だろう。

(「週刊ダイヤモンド」委嘱記者 西田浩史)