大荒れのスポーツ界
なぜ、スキャンダルまみれになのか!?

「火の九紫」の年の大きな特徴の一つは、様々な“秘め事”が明らかになる年であるということでした。

 これは、2018年2月3日の連載記事でも取り上げています。
「火の九紫」を象徴するのは、「太陽」や「炎」
 暗闇を照らし、隠れていたものを表に出す力があります。
 よって、今年は、よいことも悪いことも明らかになる傾向が例年に比べ高いと言えるのです。

 今年になってから話題になったスキャンダル。
 あなたなら何を思い浮かべますか?

 皆さんも薄々感じているとは思いますが、今年は「スポーツ界」において、近年まれにみる数のスキャンダルが続発しています。

 スポーツ界大荒れの発端は、女子レスリングでしょう。
 栄和人(元日本協会強化本部長)による、伊調馨選手(ALSOK)へのパワーハラスメントの告発から、今年のスキャンダル旋風は巻き起こりました。

 次は、一時は数々のワイドショーで持ちきりとなった、アメリカンフットボールの「悪質タックル」問題。
 日本大学と関西学院大学の定期戦にて、日大選手が相手のクォーターバックに危険なタックルをして負傷させました。

 この一件によって、「日大のすさんだ教育体質」が浮き彫りになります。
 日大の内田正人前監督と井上奨元コーチによる、限りなく虚偽に近い発言の連発によって失った日大ブランド。
 さらには、恐怖に支配された選手と監督の関係など、日大アメリカンフットボール部の日常における「黒い影」が姿を現しました。

 そして、最近では記憶に新しい、日本ボクシング連盟代表が告発された問題。
 助成金流用や不正判定などの疑惑が深まっただけでなく、山根前会長による暴力団との黒いつながりも明るみになり、信用は一気に地に落ちました。

 かつて、体罰問題や八百長問題が話題となった年は多々ありましたが、ここまでビッグニュースが連発する年は珍しいはずです。

 そして、「火の九紫」の年で明るみになったスキャンダルは、その問題が起きた根幹となる原因(体質)までも深く追及される傾向があります。

「火の九紫」の人間は正義感が人一倍強いとは言いますが、そんな九紫の波動を受ける年だからこそ、世間の追及も悪を許さないのでしょう(※前回の「火の九紫」の年〈2009年〉でも、鳩山首相の資金管理団体をめぐる偽装献金問題など、それを引き金に政治界で様々な不祥事が明るみになりました)。