18年3月期の商品取扱高は前期比27.6%増の2705億円、営業利益は同24.3%増の326億円である。今期(19年3月期)は商品取扱高3600億円、営業利益400億円を目指している。

 これに対しファーストリテイリングの18年8月期の国内ユニクロ事業売上収益は前期6.7%増の8647億円であり、まだ「横綱」と「小結」ほどの違いはある。

 しかし、ゾゾの今後の成長の原動力となりそうなのが「ゾゾスーツ」という採寸スーツだ。

 19年3月期にゾゾスーツを600万~1000万着無料で配布。ゾゾスーツで採寸を行った消費者などが、ゾゾのプライベートブランド(PB)衣料を購入するとみて、3年後をめどにPB売上高2000億円を含め、商品取扱高7150億円を目指すというのである。

ゾゾスーツに対する
柳井会長の指摘

 ゾゾスーツを利用するには身体を360度スマホで撮影するが、これについて柳井会長は「あんな難しいことしなくても、簡単に採寸できる仕組みはたくさんある」と指摘する。

「そういった(技術を持った)パートナーと組んでやれば採寸の仕組みは即座にできる。センサー、カメラ、スマートフォンを全部ミックスした方法でやればできる」とも付け加える。

 ならばユニクロも簡単に採寸できる方法を早く世に提示すればよさそうなものだと思うのだが…。

 ゾゾスーツを入手した消費者は、やがてゾゾタウンの固定客となるのは必至。その販売データは蓄積され、それがビッグデータとなっていくのは間違いないだろう。