NISAや、個人向けの確定拠出年金(iDeCo)、さらに、会社で加入する企業型の確定拠出年金(企業型DCなどと言います)など、自分で、お金を運用(育てる)ための制度が多くなってきました。
その制度を利用するときには、必ず「投資信託」という商品が入っています。この投資信託(とうししんたく)とはいったいどんなものなのでしょうか?
『新・投資信託にだまされるな!』や、『税金がタダになる、おトクな「つみたてNISA」「一般NISA」活用入門』など著者累計45万部、大ベストセラーの著書がある竹川美奈子さんが、5年ぶりに改訂した『改訂版 一番やさしい!一番くわしい!はじめての「投資信託」入門』を上梓。
連載では、この新刊から、本当に良い投資信託をえらぶコツをご紹介します!

投資信託は、どこで買うかではなく、
「どの会社が作った商品か」が重要

連載の第1回から、投資信託の仕組みをご説明してきました。

さらに、第6回第7回で、投資信託というのは、
「商品をつくる」会社(=運用会社)、
「販売する」会社(=販売会社:銀行や証券会社など)、
「管理をする」会社(=受託会社:信託銀行)
という、3つの違う会社がかかわっているということをご説明しましたね。

さて今回は、この中で投資信託を選ぶときに、どの会社を見たらいいかをご紹介します。

私たちが投信を買うときには、投信を売っている証券会社や銀行などに目が向きがちです。けれど、本当は投信を買うときには、「売っている会社」ではなく、「つくっている会社」に注目することが大切なのです。

たとえば、スイーツも、どこで売られているかではなく、つくっているお店やパティシエ(つくっている人)が注目される時代です。

家電もクルマも、文具も、販売店というよりは、お気に入りのメーカーや商品が気になるのではないでしょうか。

投信も同じです。主役はメーカーにあたる運用会社。ほかのモノを買うときと同じように、「この運用会社(メーカー)の」「この投信(商品)」を「どこで買おうか」という順番に考えたいものです(商品の選び方については、本書第4章と第5章でご説明します)。

運用会社は「○○アセットマネジメント」とか、「××投信」といった名前がついていることが多いです。大きく分けると、日系と外資系があり、日本では銀行や証券会社、保険会社などの資本系列の会社が多数を占めています。

最近はそうした資本系列に属さない独立系の運用会社なども登場してきています。看板・だけではなく、それぞれの持ち味や哲学といった・個性・をみていきたいですね。