米首都ワシントンのシンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)による商業衛星写真の新たな分析によれば、北朝鮮は未申告の弾道ミサイル施設のネットワークを維持しているようだ。CSISが12日、報告書を公表した。こうした報告は、米韓が緊張緩和に向けた野心的取り組みに着手した後も、北朝鮮が核・ミサイル能力を高めていることを示すさらなる証拠となる。6月12日にはシンガポールで歴史的な米朝首脳会談が開催された。だが、今夏のさまざまな衛星画像によって、北朝鮮が複数の主要ミサイル工場を拡張し、寧辺(ヨンビョン)の核施設を急速に改良したことが浮き彫りになった。一方、他の衛星画像から、北朝鮮が北東部・豊渓里(プンゲリ)の地下核実験場と、北西部の東倉里(トンチャンリ)にあるミサイル発射施設の解体を進めていることも明らかになっていた。
北朝鮮、未申告ミサイル施設を複数維持
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