書くことは、
自分とコミュニケーションすること

田代 私が手帳に書くのは、「人生において極めて重要なこと」です。たとえば和田手帳には、ビジネス手帳では珍しく、新月と満月の情報が書いてありますよね。私は風水好きなこともあり、新月に目標設定し、満月に何が成功したか、何が足りなったのかを毎月手帳に書いています。1年でいうと春分の日と秋分の日がそれに当たります。おかげさまで、フォトコンテストで優勝するという夢が叶いました。

一同 それはすごい! おめでとうございます。

スケジュールはデジタル派でも、アナログ手帳が手放せない理由渡部妙子さん
会社員
営業職だった2006年より和田手帳を愛用していたが、内勤職に異動したのがきっかけで別の手帳に切り替えた経緯あり。2017年、再び営業職にチャレンジしようと決意したタイミングで再び和田手帳を愛用するように。

渡部 私は感情をアウトプットする感覚で使っています。今は子育て中なので、時間に追われてモヤモヤをため込んでしまうことがあるんですね。そのまま放置しておくと気づかぬうちに溜りに溜まって爆発することがあるので、書くことで気持ちを表現しています。また、去年の手帳を見返すと今とは考え方がずいぶん変わってきていると実感します。ものごとをプラスにとらえることができているなって。

和田 書くことは、これからの時代、とても大事な要素になると思います。私のセミナーに来てくださる方の半数は、“営業職以外”の方なんですが、何を学びに来られるかというとコミュニケーションです。そして、書くという行為は自分とのコミュニケーションなんですね。デジタルやAIが普及しても、本質的なコミュニケーションは人間にしかできないと私は思っています。だからこそ、書くことで自分の考えや気持ちに向き合うことが必要なのではないかな。そこに記録されたものが、後々自分の血となり肉となっていく。これが手帳に書く意義なのだと思います。

手帳は、自分の未来地図

――先ほど、手帳を使うと夢が叶うとか目標達成できるというご意見が出ましたが、それは手帳であれば何でもよいのか、和田手帳だからこそできたことなのか、いかがでしょう?

渡部 和田手帳には、先へ先へと未来を見つめるきっかけが散りばめられていると思います。手帳のさまざまなところに読み物的な要素が入っているので、読んでいるうちに楽しくなって、ついついページをめくってしまうんです。真っ白いページが連なっている普通の手帳とは大きく異なる点ですよね。

和田 そうか、普通の手帳は買っても先を見ないということですね。

スケジュールはデジタル派でも、アナログ手帳が手放せない理由河野和恵さん
コンサルタント
2014年、和田裕美さんのセミナーに参加したことをきっかけに和田手帳の愛用者になる。2018年6月、福岡から東京本社へ異動。がんばりどきの今、和田手帳は頼れる相棒となっている。

河野 見ないと思います。和田手帳だと「年末は煩悩を消してやりましょう」なんて言葉と数ヵ月先のページで出会えたりします。だから、今年中にあと何ができるだろうと行動量を増やすきっかけにもなりますね。
 それでいうと、月間スケジュールにもヒントがありそうです。和田さんはよく「楽しみな予定ほど早く決める」とおっしゃいますよね。さっそく実践してみたところ、あることに気がつきました。予定日を眺めながら、当日までカウントダウンする自分がいたんです。つまり待ち時間も楽しめるようになったわけです。早決めを習慣化することで、行動するスピードが上がり、人生が変わりました。

和田 素晴らしい! 多くの人は、確定した予定しか手帳に書かないですよね。実現したい予定があっても「直前に何が起こるかわからないから」あえて約束しないとか。それだと、現実の予定に振り回されて、思いどおりの未来が描きにくくなるんです。ぜひ、「まだ決まってないこと」「未来に起こってほしいこと」を先取りして手帳に書いてみてください。

渡部 和田さんは、今の予定と未来の予定を書くために、和田手帳を2冊使っておられるとか?

和田 そうなんです。2冊目の手帳は「まだ決まってないこと」「未来に起こってほしいこと」を書き込む未来専用です。それを寝る前に書いたり読んだりする習慣をつけると、未来を明確に描きやすくなります。手帳は自分の未来地図にもなるんです。

(終わり)

スケジュールはデジタル派でも、アナログ手帳が手放せない理由