人口も多く(しかも若い)、国土も広く、資源もあり、周囲の国も活況に沸く中では、当然経済成長は著しく、GDP成長率は年4~6%という高い伸びを示しています。2011年も6.5%を維持し、1人当たりGDPは約3500ドルと10年前の5倍に拡大しました。

 ジャカルタの街をタクシーで走ると、気づくことは2つ。大渋滞と日本車の多さです。この大渋滞はインフラの未整備によるところも大きいようです。道路・鉄道・通信などのハードインフラや法律などのソフトインフラも未整備だといわれています。逆に言えば、まだまだ発展の余地を残しています。

 街中を見渡すとすごいですよ、周囲には日本車ばかりなんです。日本以上かもしれませんよ!(笑)これは中国とまったく違う光景ですね。TOYOTAのシェアが35%だとか。日本車のシェアは90%超らしいです。二輪車にいたっては、約98%が日本製とのこと。ホンダが53%、ヤマハが39%と2社で92%ですよ!建設機械のシェアも1位コマツ49%、3位日立建機15%と日本メーカーが頑張っています。日本製だらけです。ホテルのTVもパナソニックのビエラ、朝食ビュッフェにはヤクルトですから。

 帝国データバンクによると、インドネシアに進出している日系企業は1266社(2012年3月23日時点)。製造業が5割超を占め、このうち1割に当たる120社は自動車関連企業だそうです。昨年のインドネシアの自動車市場は、約89万台でASEAN最大。100万台市場を目前に日系企業は相次いで増産計画を打ち出しているようです。二輪車も世界第3位の市場となっているようです。まさにそんなことを実感する光景です。

 インドネシアは現在、タイと並ぶ東南アジア最大級の製造業の集積地になりつつあり、今回採用に来られたO社さん、S社さんは、まさに自動車や建機のサプライヤーさん。O社さんは昨年、S社さんは今年、現地法人をつくり工場を開設されました。その工場の将来を支える人材の新卒採用にこられたわけです。(ちなみにO社さんでは、2009AHRP中国で新卒入社した中国人が、この工場立ち上げを頑張ってました)

 また前述の帝国データバンクの調査では、小売業とサービス業の進出企業数は合わせて107社にとどまっていますが、拡大する中間層の取り込み、拡大する内需の取り込みを狙う進出が増えそうです。現在は大手だと、MUJI、ヤマハ音楽教室やKUMON、セブン-イレブンにローソン、吉野家に大戸屋、モスバーガーなどが進出しています。