【問題】
インターネットで物事を調べるのと、実際に実物にあたって調べるのとではどのような違いがあるか、それぞれのメリット、デメリットについて触れながら考察しなさい。また、それを踏まえて、今後、物事を調べたり研究したりする際、どのような方法で行うのが良いと考えるか述べてください。


このような出題の場合、解答として書くべきことは、大きく分けて2つのブロックに分かれます。

【答案前半に書くこと】
・インターネットで物事を調べる場合のメリット、デメリット
・実際に実物にあたって調べる場合のメリット、デメリット

上記に触れながら、両者の違いを考察することになるでしょう。

【答案後半に書くこと】
前半を踏まえて、今後、物事を調べたり研究したりする際、どのような方法で行うのが良いと考えるかを述べていく。


こういう順番で書くことになるでしょう。

答案としては、「前半」「後半」の大きく分けて2段構えの構成になります。

「起・承・転・結」の4段構成とは全く違いますが、この出題の場合は、これが最も適切な書き方です。

何をどう書いて良いかがまったくわからない人が、とりあえずのひな型として「起承転結」の順番を参考にするのは構いません。

しかし、慣れてくるにしたがって、そのような単純なパターンは卒業することになります。問題文の指示をよく読み、それに一番合った流れで書くことが必要です。

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※参考記事
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