中高年にこそ試してほしい!
「ロコモ度テスト」にチャレンジ

「骨粗しょう症」や、筋肉が衰える「サルコペニア」と聞いて、遠い未来の話だと感じる人もいるかもしれない。しかし、大江医師は、自身が「寝たきり予備軍」であることに気がついていない中高年も少なくない、と指摘する。

「20代、30代の頃にアスリートとして活躍していた人が中高年、高齢者になったときに、運動を意識的にしていなかったために『ロコモ』になっているケースもあります。ロコモは若い頃の運動経験よりも、今現在の運動量や食生活が大きく関係しているのです」

 かつては活動的だったとしても、今運動をしていなければ、ロコモの入り口に立っていると考えたほうがよさそうだ。自身の衰えに気がついていない人は「まずは自分の『ロコモ度』を知る必要がある」と、大江医師。そこで日本整形外科学会が提唱している、ロコモ度テストについても教えてもらった。

立ち上がりテスト
片脚または両脚で決まった高さから立ち上がれるかどうかを判定し、下肢筋力を測るテスト。

<片脚の場合>
1:高さ40cmほどの台(イスなど)に浅く腰掛ける。
2:腕を胸の前で交差させて少し前かがみになり、片脚を軽く上げる。このとき、上げた膝が曲がっていてもOK。
3:2の状態から、反動をつけずに立ち上がり、3秒間片脚立ちの状態をキープする。この動作を右脚と左脚、それぞれに行う。

「左右どちらか一方の片脚で、40cmの高さから立ち上がれない場合は『ロコモ度1』。移動機能の低下が始まっている状態です。筋力やバランス力が落ちている可能性があります」