「今年こそは貯金しよう」と意気込んで挫折する残念な人の特徴今年の抱負に「貯蓄」を掲げても、途中で挫折してしまう「残念な人」の対処法は?(写真はイメージです) Photo:PIXTA

今年の抱負に貯蓄を掲げる人も多いことだろう。とはいえ、目標が途中で立ち消えになってしまった経験も一度はあるのではないだろうか?今回は、よくある3人の事例から、目標を達成できる対処法を紹介しよう。(ファイナンシャルプランナー 吹田朝子)

 今年の目標に「100万円貯めるぞ」というように、貯蓄を挙げる方も少なくないだろう。ところがある月に、デジタル家電の買い替え等で散財してしまい、そこから挫折してしまったことはないだろうか。そんな人たちが貯蓄目標を達成するにはどうしたらいいのか、事例を交えながら考えてみよう。

1.「飽きっぽい」タイプ

 34歳のAさんは昨年、貯蓄目標として、年間50万円を挙げた。1月にネット銀行で、給料日に月4万円ずつの積立定期預金を始めた。ところが3月、知人への結婚式の祝儀でお金が足りなくなり、定期預金を一部解約すると、通帳に記載された残額を見てやる気をなくし、挫折したのである。Aさんは昨年と同じ貯蓄目標を立て、意気込んでいる。

Aさんの貯蓄目標:年間50万円
Aさん(34歳、会社員、独身女性)
手取り年収300万円(ボーナスはなし)
・今までアジアの国へ旅行するのが好きで、貯蓄計画を立てたことがなかった。
・35歳になってしまうので、貯金しようと決心した。動機は今、お付き合いしている人といつ結婚話になるかわからないため、旅行に行きたい、おしゃれなバッグも買いたいと思ったからだ。

 昨年の二の舞とならないようにするには、今年はどうしたらいいのだろうか?