2.「言い訳ファースト」タイプ

 いざ行動しようと思っても、いろいろなことが頭に思い浮かび、相手を納得させるように説明しても、実際には自身の「言い訳」が先行してしまう、そんなタイプだ。40歳のBさんは、理屈で物事を考えすぎるところがあり、貯蓄に過去何度も失敗した。Bさんは今年こそ目標達成したいと思っている。B家の家計状況と貯蓄目標は以下の通りである。

B夫婦の貯蓄目標:夫婦で年間100万円
B家の家族構成(夫は40歳、IT系会社員、妻は契約社員、子どもはいない)
B家の手取り年収522万円(内訳:夫の手取り月収25万円、ボーナス年間手取り54万円[手取り年収354万円]。妻は手取り月収約14万円[手取り年収168万円])
・もう40歳だから、将来に向けて貯めようと夫婦で話し合った。
・夫は過去の経験から、以下のような要因で、行動がなかなか伴わないため、妻からは怒られることが多い。
(a)毎月の積立よりボーナスでまとめて貯めたほう早いのではないか、昔、毎月積立をしたけれど、貯めながら取り崩してしまった。
(b)定期預金は途中で解約できるから、意味がないとも思える。
(c)インフレ状況の時を考えると、積立預金より株式の累投(累積投資:自分で選んだ株を定額で積み立てて購入する方法)のほうがいいのではないか。

 Bさんのようになかなか行動にたどり着かない方には、どのような積立プランにすればいいのか?

「言い訳ファースト」タイプの対処法

 Bさんのように、第一歩が踏み出せない理由としては、失敗に対する怖さや体裁・メンツを気にしすぎるきらいがあるからだ。このようなタイプには、失敗を気にしないで済む程度の一歩から小さな達成感を積み重ねていくプランをオススメしたい。

ステップ1:今までやって納得できなかったことを全部書き出してみよう
 Bさんのようにしっかり納得できていないと、プランが進まない人は、まず、何が引っかかっているのか、気になることをリストとして書き出してみることが重要だ。

ステップ2:失敗と思わずに済む、自分だけの小さな目標を見つけよう!
 先ほど書き出したリストを見てほしい。毎月の積立で失敗したと思う理由があった場合、回避する方法を考えてみよう。例えば、毎月の積立を月3万円~5万円でやって失敗したと思っているなら、毎月の積立を最低の1万円といったように、自然にできてしまう金額の設定にするとよい。これなら失敗リスクは極端に減るし、妻に積立行動そのものについて怒られることはなくなる。

ステップ3:貯蓄する意味を明確にし、長期的な成果を試算してみよう
 自分の中で貯蓄する意味を明確にしよう。将来の家庭の準備や住宅購入、定年後の設計など、まとまったお金が必要な時期を見据えなければならないからだ。