痛風の原因、尿酸はなぜ増える?

 健康な人であれば尿酸の産生と排泄のバランスが取れていますが、これから示す6つの要因が引き金となって、産生と排泄のバランスが崩れると尿酸が増えてしまいます。

(1)体内で産生されるプリン体の増加

 プリン体は細胞内にある核酸という物質の主成分です。細胞の老化とともに老廃物として蓄積されます。また、プリン体は運動したり臓器を動かしたりするためのエネルギー物質なので、短距離走や激しい筋肉トレーニングなど短時間に大きな力を必要とする運動では大量のエネルギーが使われるため、プリン体がエネルギーの燃えかすとして増えてしまいます。

(2)肥満

 肥満は体内でのプリン体の合成を促進し、尿酸の排泄機能を低下させてしまいます。肥満の原因になる砂糖を多く含む清涼飲料水の飲み過ぎや動物性食品の取り過ぎも、尿酸の増加につながっています。尿酸は体内で作られるものが全体の8割を占めています。食品のプリン体を気にするよりも、まずは尿酸を必要以上に産生しないために適正体重にすることが重要です。

(3)腎臓の機能低下

 腎臓の機能が低下していると尿酸を正常に処理できなくなって、体内の尿酸が増えてしまいます。これらの臓器の機能は年齢とともに低下していきますし、高血圧や糖尿病、肥満も腎臓に負担をかけるので気を付けたいですね。水分補給をしっかりして、排尿を促してあげることも大切です。