「燃費の良さ」は車選びの
決め手にならないのか?

 今回の調査で注目したいのは、「燃費の良さ」に魅力を感じる人が減っているという点です。

 これは、車の燃費が悪くなったという意味ではありません。むしろ燃費は年々良くなっています。ただし、ユーザーが期待するほど「燃費が良い」という実感ができていないのです。

 その理由の1つとして、ここ数年の間に、燃費の良い車が増えたことが挙げられます。つまり、乗り換える前の車もある程度の低燃費だったため、新車に乗った時に「こんなに走るのか」という感動が生まれにくくなっているのではないかと推察します。

 本調査を見ても、乗り換える前の車がガソリン・ディーゼル車だったユーザーの燃費に対する満足度は1000ポイント満点中722ポイントなのに対して、ハイブリッド車から乗り換えたユーザーの満足度は680ポイントと低くなっていることがわかります。

 元々燃費が良いハイブリッド車などから乗り換えたユーザーは、新しい車の燃費の良さを実感しにくく、「燃費で選んで良かった」「この車にして良かった」と感動できる可能性が少ないのでしょう。そのため、燃費だけが車選びのキーポイントではなくなっていることもデータ(3年前42%→今回31%)から読み取れます。

 次に注目したいのは、「安全性」や「先進技術」が購入の決め手として増えているという点です。運転支援の装備や機能などを購入の決め手としたユーザーは、2015年の21%から31%に増え、「先進技術」を上げるユーザーは2015年の15%から19%に増えています。

 以上から、購入後の満足度を重視するのであれば、燃費以外の面で比較してみるのが良い、といえるでしょう。