各職場でも開催される
さまざまな女性向けイベント

 まず、女性は勤務先で終日か半日の休みが与えられる。また、職場によっては、さまざまなイベントが企画される。

 例えば、豪華なレストランでお食事会を開いたり、映画や劇に招待されたりする。ちなみに、筆者の知り合いの女性が勤務する会社では昨年、女性社員全員が上海ディズニーランドに招待された。送られた写真(冒頭の写真)を見て、筆者は思わず「いいなー」と声に出してしまった。とにかく、この日は職場から女性は姿を消し、男性だらけになるという光景が中国各地で見られるのである。

 一方、女性たちは、“特別扱いされた自分”を素直に楽しむ。

 SNS上には、これらイベントの様子を示す写真が競い合うかのように投稿される。皆、テンションが高く、豪華かつ楽しそうな雰囲気が写真からもよく伝わってくる。会社にもよるが、男性が女性に花をあげるイベントなどもあり、こうした様子がSNSをにぎわしている。

 当然ながら「ここぞ」とばかりに、女性向けの商戦も激しく行われる。

中国の方が女性の
社会進出は進んでいる

 そもそも社会主義国である現在の中国では、建前上、建国時から“男女平等”とされている。日本に比べ、女性の社会進出が進み、社会的地位も高い。実際、ほとんどの世帯が共働きである。夫より妻の役職の方が上であり、年収が高いケースも珍しくはない。

 政界や財界、企業の管理職に活躍する女性の割合を見ても、日本よりはるかに高い。ちなみに、ある調査では、中国の女性管理職の割合は36%、アジア5ヵ国の中で最高水準だ。対して、日本の女性管理職比率は、アジア諸国の中でも最低水準で、19%である。

 もっとも、近年、日本でも女性の社会進出が進み、共働きの家庭は全世帯の半数を超え、増えてきている。朝夕に男性が自転車や徒歩で子どもを保育園、幼稚園に送り迎えをしている姿が多いのもその証しであろう。

 その一方で、多くの中国人が抱いている“日本の女性”のイメージは昔のままだ。

 そのイメージとは……。