このように、資料に対するあらゆるツッコミは、3つの疑問詞に分類可能だ。3つの疑問詞を網羅して資料を構成することで、ツッコミを劇的に減らすことができるだろう。

 この手法は、資料を作成するときや誰かに説明するときに限らず、思考整理においても使える。3つの疑問を解消するように考えを整理すれば、思考がクリアになるはずだ。

◇3つの疑問に答えられればすぐに説明できる

「3つの疑問を解消するような説明」をフレームワーク化したのが、「3Q」アウトプット学習法だ。左上に日付とテーマを書き入れるのは、「『20字』インプット学習法」と同じだ。その下に「What?」「Why?」「How?」と書き入れ、それぞれにつき3つ、空欄を用意する。

 このフレームワークを、セミナーを受講するときに活用するとしよう。3Qのうちの「Why?」が「なぜ参加したのか?」、「What?」が「何を学んだのか?」、「How?」が「今後にどう活かすか?」にあたる。それぞれの問いの答えを最大3つずつ、青ペンで枠の中に書き入れていく。たとえば著者による『「紙1枚!」松下幸之助』という書籍に準拠したセミナーの参加者は、「Why?」の項目に「松下幸之助の長年のファン」「(松下幸之助の)思想・哲学を実践できている実感ゼロ」「浅田先生なら実践できるようにしてくれる」と書き入れた。

 このフレームワークをセミナーで使う場合、受講前に「なぜ参加したのか?」「何を学んだのか?」「今後にどう活かすか?」と書き込んでおこう。そうすれば受講の目的が明確になる。別のノートにメモを取っておき、受講後に残りのフレームを埋めてもいいし、フレームワークを埋めながら受講してもいいだろう。

 セミナーが終わったら、赤ペンを使って「1P?」欄に20字のまとめを書き入れる。このシートをすべて埋めれば、「一言で言うと何か」「なぜそれを学んだのか」「何を学んだのか」「今後どうするのか」をわかりやすく説明できるようになっているはずだ。

【必読ポイント!】
◆仕事に即活かせる「1枚」コントリビューション学習法
◇あなたは誰のために仕事をしているのか?

 著者は、自分の生きたいように生きるために独立した。そこに「世のため」「人のため」という他者視点はなかった。