――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」***   旅客機「737 MAX(マックス)」 が飛行停止になって以降、ボーイングのコスト負担が膨らんでいる。だが投資家に痛手を被らせているのは技術的な修繕費や損害賠償金、航空会社への補償金ではなく、ソーシャルメディアで広がった風評が同型機の受注に足かせとなったことだ。  ここ半年で2度の墜落事故が737MAXで発生したことを受け、世界各国の航空当局が同型機の飛行を禁止する一方、ボーイングは不具合が疑われる飛行制御システムの修正に取り組んでいる。