「スマホは色々有害」
安心安全がモットーなママ

 内閣府が行った調査によると、青少年のスマホ・携帯電話の所有・利用率は年々上がってきており、平成29年度だと、

小学生……55.5%
中学生……66.7%
高校生……97.1%

 となっている。高校生がほぼ100%に近いのには驚かされるが、この統計では「機能制限付きの子ども向けスマホ」と「大人と同じの、なんでもできる無敵のスマホ」などを区別しカウントされていないので、内情を詳しく観察してみればもう少し別の側面も見えてくる可能性はある。

 興味深いのは、家庭内でのインターネットの利用ルールをめぐっての質問に対する回答で、保護者と子どもの間に認識のズレがある点である。例えば最も認識のズレが少ない小学生でも、「ルールを決めている」と回答した保護者が88.6%に対して、小学生は74.1%である。つまり、親はルールを決めていると思っていても、子どもはそうは思っていないケースがあるようなのだ。親と子のこうしたすれ違いが一般的な家庭で十分起こりうることを頭の片隅に置いた上で、以下の意見を眺めてみるのも面白いかもしれない。

 子どもにスマホ持たせたくない派のAさん(32歳女性)は3歳の息子がスマホに触れることを徹底して許さない。ママ友から「YouTubeとか見せてたらずっと見てるから楽だよ~」と言われれば、「うちはあんまりスマホ触らせたくないんだよね」と返し、内心ではそれなりに憤慨し、あとで夫に「よそはよそだけど、スマホを触らせるなんてあんな汚らわしいもの!」と愚痴を言う。

「スマホって、子どもにとっては有害なことしかないと思うんです」(Aさん)

 そう語るAさんはしっかりスマホユーザーだが、わが子が触るとなると話は違ってくる。彼女の論拠はこうである。

「まず、スマホって不衛生ですよね。『携帯電話はトイレの便器より汚い』なんて話もありますし。うちは乳幼児の時から衛生管理をしっかりやってきているので、今もその延長でやっています」