大阪観光局は18年に、関西国際空港でインバウンド客に人気スポットのアンケートを行っている。それによると1位が「道頓堀」、2位が「大阪城」、3位が「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」の順である。道頓堀は堂々の1位となっており、インバウンド客からの支持が高いことが分かる。

道頓堀の象徴は
「ドラッグストア」と「たこ焼き」に

現在の道頓堀はたこ焼き店と中国人観光客をメインターゲットにしたドラッグストアが軒を連ねている現在の道頓堀はたこ焼き店と中国人観光客をメインターゲットにしたドラッグストアが軒を連ねている

 インバウンド客を引き付けてやまない道頓堀。街自体は相変わらずごちゃまぜの風情があり、食い倒れは健在で飲食店が多い。だが、かつて「食と娯楽」で栄えた街という雰囲気とは様変わりしている。

 今ではたこ焼き店と、中国人観光客をメインターゲットにしたドラッグストアが軒を連ねている。

 ドラッグストアはツルハやコクミン、マツモトキヨシ、ダイコクなどといった有力チェーンが軒並み店を構え、道頓堀地区だけでも5~6店展開しているチェーンもあるほどだ。

 一部のドラッグストアの店頭にはスタッフが立ち、客を呼び込む姿が散見される。恐らく中国語で「医薬品が安いよ」とか「化粧品が買い得だよ」と言っているのであろう。

 店内に一歩足を踏み入れれば、店員の「ニーハオ」という声が聞こえてくる。店内には中国語や韓国語で書かれたPOP(店内広告物)やチラシが多く、免税対応のレジも複数並んでいる。

 インバウンド客、とくに中国人観光客に日本で製造された医薬品や化粧品が安心安全なことが知れ渡り、日本のドラッグストアでの買い物人気に火が付いているからだ。